トピックス一覧

[ 2004-02-05]

出前教室 〜箏編〜


奏法?生徒はみんな理解してました
奏法?生徒はみんな理解してました

お伺いしたのは、事前学習を済ませた2回目の「実演家と創作」の時間です。事前に実演家の米川先生の創作した「だるま」を鑑賞してから授業は始まりました。
群馬県らしく「だるま」「利根川」「谷川岳」「尾瀬」の写真から1枚を選んだ生徒たちは、1名から3名ひと組までに分かれ、写真からイメージする曲を創作し発表し合います。
創作しやすいように、事前に「写真を選んだ理由」「どんなイメージか」「写真からイメージする曲の題名」「イメージにふさわしい(箏の)音階」「その音階がふさわしいのはなぜか」「使うと効果的だと思われる奏法」「その奏法はなぜそう思ったのか」という設問に当てはめて作曲できるようになっています。
 感受性の豊かな中学生だけあって、みんなスラスラと答え、そのイメージどおりに創作した曲を奏でます。


先生のお手本
先生のお手本

実演家が舞台で音楽を演奏したり、舞いを演じたりするのを目の前の鑑賞する「芸術鑑賞会」は在学中に何度か経験します。芸術に触れることは大事で、それがきっかけで、興味を持つことが多いと思いますが、実際に実演家の先生に授業で教えてもらえば、その可能性はもっと広がることになるでしょう。
 ところが、学校側としてはきっかけを与えたくても実演家とのパイプも薄く、また何をしてよいのかわからないことが多いようにと思われます。


発表の様子
発表の様子

そこで、活躍するのが、日本芸能実演家団体協議会(芸団協)です。実演家と学校と芸団協で、題材の設定から準備をすすめるところから始め、題材の基礎学習を先生と生徒で事前学習するプランを決め、実際に演奏家を招いて創作活動を行います。更に先生と実演家と芸団協の3者での評価・今後に向けての話し合いなど綿密な打ち合せが行われ、以降授業に活かしやすくコーディネートしてくれるのです。当日いらした箏の実演家の米川先生も、感受性豊かな生徒の演奏に感心していらっしゃいました。


みんな上手でした
みんな上手でした

箏の他にも、長唄や能など間近では体験できないような出前教室もあります。
 2クラス分の授業を拝見しましたが、めずらしい楽器を弾くことの楽しさからか、参加した計70名の生徒とも、飽きることなく上手に箏を弾きこなし、見事に写真をイメージしきっていました。
 和楽器の授業の取り組みに少しでも不安を感じている学校や、盛んに和楽器を取り入れて更に前進したい学校、両校共にお奨めの事業です。