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[ 2009-06-10]

アート前面にファン獲得へ 新生江戸川競艇場


*内容は全て記事作成時のものです

入場門では大魔神が出迎え
入場門では大魔神が出迎え

競走水面の護岸工事や施設のリニューアルで昨年2月から休止していた江戸川競艇場が6月4日から本場開催を再開した。8階建ての施設は各階とも明るいイメージに一新され、「江戸川競艇アートミュージアム」の名の下、場内各所に多彩な美術作品も展示され、6月4日から開催された「本場再開記念競走」には最終日の9日までに14万5千人(場外等を含む)の競艇ファンが詰め掛け好調な出足となった。アートツアーも再開し、ユニークな競艇場として新たな競艇ファンの開拓を目指す。

名画の看板が並ぶ場内
名画の看板が並ぶ場内

本体の護岸工事は競走水面のある中川の耐震補強を目的に行われ、併せて競艇場本体の施設改修も行った。スタンド棟、投票所棟などからなる8階建ての建物全体がリニューアルされ、2~5階がエスカレーターでつながったほか、5階には冷暖房完備の休憩フロアも設置された。全体が明るい雰囲気に一変し、投票所棟の屋上となる6階には太陽光発電システムも新設、場内各所に電力が供給される。


幸運呼ぶマッシロー
幸運呼ぶマッシロー

目を引くのが昨年から進められている数々のアート作品の展示。巨大な2体の大魔神が並ぶ入場門をくぐると、1、2階はレトロ・エリア。投票所窓口の上に飾られた「男はつらいよ」シリーズ全48作のポスターから“寅さん”が笑いかけ、昭和30年代に数多く作られた蚊取り線香や菓子のホーロー看板、昭和の郵便ポストや店頭人形も。


1年4か月ぶりに本場開催
1年4か月ぶりに本場開催

このほか「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげる氏の直筆デザイン画や日仏両国の作家による折り紙作品、欧米の有名映画俳優らを描いたコンラッド・リーチ氏のポップアートなどが展示されたコンテンポラリー・エリア、陶芸家・林恭助氏が800年前の中国の焼き物を再現させた「曜変天目茶碗」、“カリスマ左官職人”の名で呼ばれる挾土秀平氏の土壁アート作品などが並ぶジャパニーズ・エリアも。またハズレ投票券を食べさせると耳や足を動かし幸運を呼ぶと評判のヤギロボット「マッシロー」も2階フロアに展示され、記念写真を撮るファンの姿も目に付いた。


全体に「これが競艇場!?」と戸惑うほどアートを前面に出したつくり。これまでアートツアーに参加した約200人からも「ガイドさんの案内もていねいで大満足」「ついでに競艇にも挑戦した」といった声が寄せられ、集客、ファン開拓に一役買いそうだ。