日本財団 国際協力グループではベーシック・ヒューマン・ニーズ(生活する上で必要最低限の物資や、衛生設備、教育など、人が人らしく生活するために保障されなければならない、人間としての基本的なニーズ)を充足する事業に重点をおいています。私たちは事業を通して、アジアにおける障がい者支援等、貧困、病苦を緩和し、貧しく社会的なハンディを持つ人々が自立し、健やかな生活を送ることができるような社会を目指しています。
東南アジアには、地雷、交通事故、ポリオ、感染症、栄養失調などで手や足を失ってしまった人が大勢います。そのような肢体障がい者のために、義手義足や装具を作製し、社会復帰を支援する人たちが義肢装具士です。肢体障がい者の自立と尊厳ある生活のために、私たちは東南アジア地域での義肢装具士育成事業を支援しています。
日本財団では、カンボジア義肢装具士養成学校、タイ義肢装具士養成学士号提供プログラム(マヒドン大学医学部シリラート病院/シリンドン国立医療リハビリテーションセンター)、スリランカ義肢装具士養成学校、タイ義肢財団を支援しています。これらの事業への支援を通して、東南アジア地域の義肢装具士の育成、将来の義肢装具士リーダーの育成を行っています。
またベトナムでは、中部や北部山岳地域の地雷・戦争犠牲者などへ義足を配布する事業も行っています。
これに加え、2005年よりスリランカ・タミル復興組織への支援を開始しました。この事業を通して長年の内戦の影響や津波の被害が深刻なスリランカ北東部地域における義肢装具提供サービスの発展をめざしています。