貧困、飢餓、疾病、紛争など、世界には国境を越えた地域的・地球的課題が数多く存在し、なかでも開発途上国の人々の生活に重大な影響を与えています。当事国のみでは解決し難いこれらの問題に対応するためには、国際社会を形成する国のひとつひとつがその枠組みを超えて連携し合い、社会のニーズを的確に捉えた迅速、柔軟かつ効率的な取り組みをすることが求められています。そのなかで、民間非営利組織の果たすべき役割はますます大きくなっていると言えるでしょう。
より良き世界、より良き未来を切り拓くのは「人」です。日本財団は、世界の様々な場所、様々な分野で社会的問題の解決に向けて活動する人材を育成しています。また、豊富な知恵と経験を持つ人々を結集し、社会の変革に向けて行動していくネットワークを構築しています。これにより、多様な人々が自らの意欲や能力を発揮し、より良き世界、より良き未来を切り拓くことができる社会の実現を目指しています。
2009年度は、社会が必要とする人材を育て、相互理解と信頼で結ばれた絆を育むことを基本方針に、国連・国際機関、NGO、及び地域コミュニティなど多様なセクターと連携しながら、社会や環境の変化に対応した新たな試みを支援していきます。 事業の柱は以下の2つです。
国際協力事業 ~海外における人道活動や人材育成への支援~
(1)BHN(ベーシック・ヒューマン・ニーズ)を充足する事業
世界各国におけるハンセン病の制圧及び社会的差別の解消、 アジアでの伝統医薬品を使用した置き薬制度の普及などプライマリーヘルスケアにおける伝統医療の活用、視聴覚障害者を対象とした教育機会の提供や情報アクセスの改善、義手義足の提供及び義肢装具士の育成、辺境地での基礎教育向上を目指した小学校建設、アフリカなど貧困地における食糧増産ほか、貧困、病苦を緩和し、社会的なハンディを持つ人々が自立し、健やかな生活を送ることができる社会の実現を目指した事業を展開します。
(2)相互理解の促進と国際的ネットワークを構築する事業
社会的課題の解決に向けて活動するアジアの知的リーダーの育成及びネットワークの構築、地域社会や国際社会のリーダーとなる人材育成のための奨学金事業、、日本に対する理解促進のための図書寄贈プロジェクトや日本研究の促進、日本人シニアボランティアの開発途上国への派遣など日本の持つリソースの活用、日系社会に対する支援など、世界の諸問題を根元から解決し、新たな価値観や文化を生み出すために不可欠な人材育成と、相互理解の促進及び国際的ネットワークの構築を目指した事業を実施します。
|
[2010-09-01] |
|
|
[2010-05-31] |
|