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[ 2006-02-22]

【シリーズ報告書】タイ義肢財団のモバイルユニット

芳川 龍郎
総務グループ
企画推進チーム


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事業概要

※この報告書では「義肢装具製作技術者」と「義肢装具士」を分けて使っています。
・ 義肢装具士(医療職)は、義肢装具の専門家です。
・ 義肢装具製作技術者(技術職)は、義肢装具の製作訓練を受けた人たちです。普通は患者と会わず、義肢装具の作製のみをします。ただし、途上国では、義肢装具士の人数は足りません。その場合は、義肢装具製作技術者は義肢装具士の役割もします。


タイ義肢財団
(チェンマイにある本部)
タイ義肢財団
(チェンマイにある本部)

東南アジアには、地雷、交通事故、ポリオ、感染症、栄養失調などで手や足を失ってしまった人が大勢います。彼らは働けなくなってしまい経済的に困るばかりか、歩行の自由を失い社会参加にも支障をきたしています。これらの問題を解決するために、「義肢装具士」「義肢装具製作技術者」は失った手足の代わりをする「義肢」を彼らに装着し、再び働くことが可能になるなど肢体障がい者の自立を助けています。


タイ義肢財団事務総長
ターチャイ博士
タイ義肢財団事務総長
ターチャイ博士

日本財団は、このような肢体障がい者の自立と尊厳ある生活を支援するために、東南アジア地域で肢体障がい者への義手・義足を作る「義肢装具士」「義肢装具製作技術者」の育成事業を行っています。

例えば、タイに現存する170名の義肢装具製作技術者のほとんどは、装具士としての専門的な訓練を受けていないため、肢体障がい者に提供できるサービスも質の低いものでした。


タイ義肢財団内部
タイ義肢財団内部

そこで日本財団は、タイ義肢財団(本名The Prostheses Foundation of H.R.H. The Princess Mother)に、充分に訓練を受けた日本人義肢装具士を指導者として派遣し、現地の義肢装具製作技術者に対してレベルアップのための研修を支援しています。


今回は、このレベルアップ研修により育った義肢装具製作技術者たちが行っているタイ義肢財団の独自の事業である「モバイルユニット事業」に同行した国際協力グループの芳川龍郎がシリーズ出張報告をご紹介します。

モバイルユニット:トラック2台
モバイルユニット:トラック2台

※モバイルユニット事業・・・義肢装具製作技術者をはじめとする、医者、看護士たちが病院に行くことのできない肢体障がい者たちの住む地域に赴き、無料でその人に合った義肢を製作する「移動義足製作所」。タイ国内の需要を満たすことが最優先とされているが、隣国からの依頼を受けて出張サービスも行う。昨年度はマレーシアでも実施。


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