アメリカ・カナダ大学連合日本研究センターレクチャー・シリーズ草双紙にみられる化物―江戸庶民にとって不気味さとは―

2014年4月21日(月) 18:00〜19:30
国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール

江戸庶民たちがこぞって読んだ草双紙とは、いわば「江戸のコミックス」。江戸という都市の持つ文化を反映し、風刺・パロディーに満ちた物語に登場するのは、豆腐小僧、見越入道、ろくろ首、河童、猫又、一つ目小僧など、面白可笑しい化物たちである。

粋をモットーとする江戸っ子の間で、化物たちの「野暮な姿」は爆発的な人気を呼び、数多くの草双紙が刊行された。

生まれも育ちもニューヨークながら、日本文学研究のため来日して三十年余。化物をこよなく愛するカバット氏が、お江戸の人気キャラクターの魅力と変遷を解き明かす。

(『江戸の化け物―草双紙の人気者たち』(岩波書店 2014年)紹介文より)

イベント概要

日時 2014年4月21日(月)18:00〜19:30
場所 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
住所: 東京都港区六本木5‐11‐16 (最寄駅:麻布十番・六本木)
共催 日本財団、アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター、国際文化会館
定員 100
参加費 無料(要予約)
申し込み方法 国際文化会館のウェブサイトにて、申込できます。
http://www.i-house.or.jp/programs/publicprogram20140421/
写真:アダム・カバット

講師:アダム・カバット
略歴:アメリカニューヨーク州生まれ。1979〜80年アメリカ・カナダ大学連合日本研究センターで日本語を学ぶ。1981年ウエスレアン大学を卒業後、当時の文部省外国人留学生に選ばれ再来日。東京大学大学院総合文化研究科にて修士号取得。同研究科博士課程を経て、1997年より武蔵大学教授。専攻は近世・近代日本文学(幻想文学)。江戸の化物研究で有名。

お問い合わせ

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住所
東京都港区六本木5‐11‐16 (最寄駅:麻布十番・六本木)
電話
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FAX
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E-mail
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