造船復興みらい基金 初の補助金決定!宮城県石巻市の造船事業者等に対して2億5千万円

日本財団は、東日本大震災で被災した造船事業者等の経営基盤を強化するために設置した「造船復興みらい基金(造船業等復興支援事業費補助金)」で、初の補助事業を決定しました。

日本財団では、国(国土交通省・復興庁)から総額約160億円の補助金を受け入れ、造船復興みらい基金を設置し、2013年8月以来、東日本大震災で被災した造船事業者等を対象に、経営基盤を強化するための施設整備事業に対する補助金の申請を募集してきました。

本日付で、同基金では初の補助事業として、宮城県石巻市の「佐藤造船所・及川電機合同会社」に対する補助金約2億5千万円の交付を決定しました。

工場2棟や天井クレーンを整備する本事業は、被災前は異なる敷地で行われていた漁船の建造・修繕事業等が集約化されることとなり、共同仕入れによるコスト削減、共同作業による効率化、ノウハウの共有化が可能となり、経営の合理化・経営基盤の強化に役立てられます。

なお、同基金は現在も引き続き補助金の申請を募集しています。

補助金決定事業者 佐藤造船所・及川電機合同会社(代表社員 佐藤文彦)
宮城県石巻市門脇字浦屋敷1-1
補助事業の内容 東日本大震災で被災した、佐藤造船所と及川電機(株)の2社により設立された「佐藤造船所・及川電機合同会社」が、船舶建造・修繕用の建物および設備を集約整備(工場建物2棟、天井クレーンなど)するもの。
補助金額 251,910,146円(総事業費377,865,224円)
事業期間 2014年2月〜12月(予定)

お問い合わせ

日本財団 海洋グループ 造船復興支援チーム

担当
高橋、山中、杉浦、浅岡
電話
03-6229-5152