地域を支えた「その後」のキャリアを考える「WORK FOR 東北」集合研修を実施

日時:9月2日(水)12:30〜
場所:グロービス経営大学院仙台校(仙台市青葉区)

 日本財団は、県内外の民間人材等を東日本大震災の被災地の自治体等に派遣するプロジェクト「WORK FOR東北」において、復興の現場に赴任した人材が業務の成果を振り返り、今後を見据えたキャリア形成について考える集合研修を実施します。

 「WORK FOR東北」は2013年10月より開始。行政と民間企業、そして個人の能力をマッチングさせることで被災地の復興を支援し、より強く、柔軟な地域づくりを目指しています。これまでに115人の民間企業出身者が、自治体や公的団体に赴任しました(2015年7月31日時点)。
 復興の現場に赴任した方を対象とした集合研修は2014年度に開始し、今回で4回目。今回は、「WORK FOR 東北」を通じて赴任した人材を中心に、岩手、宮城、福島の被災3県で働く、赴任から1年以上が経過した20代から50代までの民間企業出身者等が集います。
 「WORK FOR 東北」を通じて東北へ赴任した方の多くは、自治体の任期付職員や復興支援員として業務にあたっています。限られた任期(多くが2〜5年)の中で地域に成果を残し、また自身の今後のキャリアに繋げられるような仕事のあり方を、講演とワークショップを通じて考えます。
 この研修で得られる知見は、今後の「WORK FOR 東北」を通じた赴任者のみならず、地域おこし協力隊をはじめ全国で増えつつある「任期の定められた、地域を支える仕事」に従事する方、あるいは今後目指そうとする方のキャリア形成を考える上で参考になると考えております。さらには、「地方創生」を推進する人材を必要とする全国各地の自治体・団体において、人材採用・人材育成をとらえなおすきっかけにもなるものと存じます。

  1. 日時: 2015年9月2日(水) 12:30〜16:40(12:00開場)
  2. 会場: グロービス経営大学院仙台校 (宮城県仙台市青葉区中央1丁目3-1 AER26F)
  3. 主催: 日本財団(復興庁協働事業)
  4. 協力: グロービス経営大学院大学
  5. 参加者: 被災3県の自治体、公的団体等で働く民間出身者

プログラム

12:30 開会あいさつ・研修の目的・プログラムの紹介
12:40 講演「震災5年目の地域における外部人材のキャリア」(仮)
講師:一般財団法人ダイバーシティ研究所 田村太郎代表理事・復興推進参与
13:40 休憩
13:50 自己紹介・チェックイン
14:00 個人ワーク・ワークショップ(3人一組)
「3年後自分がどうありたいか、そのために何をするか」
15:40 個人発表
16:30 閉会あいさつ等
  • プログラムは予定につき、変更となる場合があります。

講師紹介

田村太郎氏(一般財団法人ダイバーシティ研究所代表理事・復興推進参与)

兵庫県生まれ。「神戸復興塾」事務局長や「兵庫県被災者復興支援会議」委員として、非営利・民間の立場から阪神・淡路大震災の復興に関わる。2007年にダイバーシティ研究所を設立。CSRや自治体施策を通じたダイバーシティの推進に取り組んでいる。
 東日本大震災直後に内閣官房・震災ボランティア連携室の企画官に就任。現在は復興庁復興推進参与として東北復興に参画。明治大学大学院兼任講師、関西学院大学非常勤講師(ソーシャル・ビジネス、ダイバーシティ・マネジメント)。

研修参加予定者の赴任先

【岩手県】釜石市、陸前高田市
【宮城県】石巻市
【福島県】双葉町、浪江町など

  • 被災地での業務を開始して1年以上が経過した20人程度が参加予定。

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