比残留日本人2世 沖縄と熊本へ来訪
フィリピン残留日本人2世で父親が沖縄県出身であることが判明し、10月3日に那覇家庭裁判所の就籍許可が下りた冨里3きょうだい(冨里・サロメ・フミコさん、冨里・ハイメさん、冨里・カリダッド・カズコさん)と、父親が熊本県出身であるとされる永田・オリガリオ・マサオさんがそれぞれ来日し、記者会見を行います。
冨里3兄弟は、沖縄県にて義姉である嘉味田光子さんと対面し、翌日には父親のお墓参りも予定しており、また、永田さんは就籍を求めて、熊本家庭裁判所へ出廷する予定です。
今回の一時帰国は、日本財団がNPO法人フィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)と実施しているフィリピン残留日本人2世の国籍回復事業で実現。残留2世の日本人としてのアイデンティティ回復を目的に2006年から開始し、戦中戦後の混乱で書類が紛失するなどして、日本人であることを証明できない2世の日本国籍取得支援や、日本側親族との引き合わせを行っています。家庭裁判所で新たに戸籍をつくる「就籍」手続きではこれまでに、計188人(このうち父親が沖縄県出身のケースは38人、熊本県は22人)が戸籍作成の許可を受け、日本国籍を回復しています。
熊本県での主なスケジュール
- 2016年11月28日(月):
16:30~17:30 記者レクチャー(熊本県政記者クラブ)
17:30~18:30 記者会見(熊本県政記者クラブ) - 2016年11月29日(火):
9:30~ 熊本県知事 表敬訪問
10:30~ 熊本市長 表敬訪問
14:00~ 家庭裁判所 出廷
沖縄県での主なスケジュール
- 2016年12月1日(木):
15:30~ 那覇空港にて親族対面 - 2016年12月2日(金):
13:30~14:30 記者レクチャー(沖縄都ホテル 地下1F「虹雲の間」)
14:30~15:30 記者会見(沖縄都ホテル 地下1F「虹雲の間」) - 2016年12月3日(土):
9:30~ 親族訪問、墓参り
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