[ 2008-09-09]

千葉大でいのちを考える講義 10月から14人が登壇


日本財団は、日々の活動や支援事業をブログでも紹介しています。
こちらに転載している「日本財団ブログマガジン」は毎週火・木曜日に、
ご登録いただいたメールアドレスへ配信いたします。

登録のご希望は、cc@ps.nippon-foundation.or.jp まで、お知らせ下さい。

講義が始まる千葉大(写真提供:千葉大学)
講義が始まる千葉大(写真提供:千葉大学)

 ホスピスによる終末期医療や緩和ケアへの取り組みを通じて、医療の原点を模索することを目的にした日本財団の寄付講義「いのちを考える」が、本年度も千葉大学で10月の後期のカリキュラムとして開講する。

 小学生に「いのちの授業」を続けている日野原重明・聖路加国際病院理事長をはじめ、医師、看護師、哲学者、住職ら14人が交代で講義、医学部・看護学部・薬学部の医療関係学部だけでなく、全学部を対象に「最期に直面した時」を考える。

 この寄付講義は今回で2回目。1回目の2007年後期は約450人が受講した。本年度は1-2年生450人を受講対象に予定し、10月7日の山崎章郎医師の「ホスピスケアはなぜ必要なのか」が皮切り。以降毎週火曜日の3時限目(12時50分-14時20分の90分間)に来年の1月20日まで続き、最終回の15回目は、担当教授のまとめが行われる。

2回目を担当する
日野原医師
2回目を担当する
日野原医師

 山崎医師に続いて10月14日に講義を担当する日野原さんは、1911年(明治44年)10月4日生まれで、現在96歳。登壇日には97歳になっている。10歳の時に病気で学校を休んでいる間に母親の重病、祖母の死に遭遇し、いのちとは何かを考えた。

 1987年から全国の10歳の小学生を対象に命の大事さを教える「いのちの授業」を続けており、千葉大での講義もライフワークであるこの問題を中心に学生に語りかける。11回目を担当する中山康子さんはホスピスの看護師をした経験から、仙台市でNPO在宅緩和ケアセンター虹を設立、民家を改造してがんやALSなど神経難病患者の通所の緩和ケア事業を進めている。

 2007年度の寄付講義を受講した学生からは「医者を目指したきっかけを思い起こした」(医学部男子)「医療の主役は患者であることを忘れていたかもしれない」(文学部女子)-などの感想が寄せられた。


いのちの講義の案内チラシ
いのちの講義の案内チラシ

3回目以降の講師は次の通り

 第 3回(10月21日)岡部健(医師)
 第 4回(10月28日)高橋卓志(住職)
 第 5回(11月4日)石垣靖子(看護師・大学教授)、
 第 6回(11月11日)アルフォンス・デーケン(大学名誉教授)
 第 7回(11月18日)内藤いづみ(医師)
 第 8回(11月25日)沼野尚美(チャンプレン・カウンセラー)
 第 9回(12月2日)木澤義之(医師・大学院講師)
 第10回(12月9日)大下大圓(住職・大学教授)
 第11回(12月16日)中山康子(NPO法人代表理事)
 第12回(1月6日)濱口恵子(看護師)
 第13回(1月13日)向山雄人(医師)
 第14回(1月20日)紀伊國献三
            (笹川医学医療研究財団専務理事)
 第15回(1月27日)眞嶋朋子(千葉大教授)