[ 2009-01-08]

中南米日系留学生を激励 09年度留学生には比女性も


沖縄研修に参加した24名の奨学生
沖縄研修に参加した24名の奨学生

日本財団日系スカラーシップ」の奨学生24人が2008年12月、5日間の冬の研修を沖縄で行い、たまたま親学のシンポジウムで沖縄を訪問した笹川陽平・日本財団会長と懇談、激励を受けた。同スカラーシップは2004年、中南米の日系人を対象に「夢の実現プロジェクト」として始まり、2009年度の奨学生には初めてフィリピンに住む日系人も選ばれ、対象地域がアジアにも拡大される見通しになった。


今年度卒業する奨学生5名
今年度卒業する奨学生5名

日本には毎年10万人を超す海外の若者が大学、短大、大学院に留学するが、相次いで移民100周年を迎え多数の日系人が住む中南米各国からの留学生は全体の1%前後にとどまる。こうした実態を受け、日本財団が「海外日系人協会」(横浜市)を支援する形で中南米の学生を対象にした日系スカラーシップがスタートした。

優秀な学生を経済的に支援する一般の奨学制度と違い、出身国・地域の発展、さらに将来、日本との架け橋として活躍する志を持つ学生を支援するのが、この制度の特徴。最大5年間、生活費も含め入学金や授業料、渡航費を支援する。これまでに中南米7カ国計37人が奨学生に選ばれている。


笹川会長に留学生会の活動を説明する打村さん
笹川会長に留学生会の活動を説明する打村さん

沖縄研修には現役奨学生27人のうち24人が参加。笹川会長との懇談会では2007年春まで2年半、奨学金を受け、現在は海外日系人協会のスタッフとして活躍する打村明さん(28)=チリ出身=が日本国内に住む中南米日系人の子弟を対象に行っている“出前授業”など留学生会の活動を紹介するとともに、「私は日系人」をテーマに近く予定している作文コンクールなどについて説明した。


琉球大学生との文化交流授業
琉球大学生との文化交流授業

一方、4月から始まる2009年度の奨学生には96人が応募、最終的に9人が選ばれた。このうちの1人マリエ松尾さん(25)は現在フィリピン・ダバオの日本領事館に勤務しており、留学後は国際関係学を学ぶ予定。同スカラーシップで中南米以外から奨学生が選ばれるのは初めてで、事業を担当する日本財団国際協力グループでは「今後は中南米に限らずアジア地域に住む日系人の若者の日本留学も支援したい」としている。


             *動画はコチラ(1:58秒)


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