広報人語

[ 2009-12-14]

鍋のおいしい季節

菅原 悟志
広報グループ
グループ長


鍋料理のおいしい季節がやってきた。家でつくる鍋はどうしても定番になってしまいがちだが、気の置けない仲間と会話を弾ませながらお店で食べる鍋はまた格別である。みんなで一つの鍋をつつくという一体感がいいのであろう。「鍋奉行」などと呼ばれ、会社では見せたことがないほど、手際よく食材を入れて美味しい鍋をつくる才能がある人など、人それぞれ意外な一面が見れることもまた楽しい。

かつて仕事の関係で岡山県に行った時に「ちゃんこ鷲羽山」というお店で食事をしたことがあった。鷲羽山といえば関脇までいった大相撲力士で現在は第10代出羽海親方である。身長175センチ、110キロと小兵ながら36歳まで現役を続け幕内在位49場所、319勝を挙げた。小柄ながら多彩な技で場内を沸かせ、敢闘賞三回、技能賞五回を獲得した。

その鷲羽山の出身地である岡山県にナカシマプロペラという舶用プロペラでは世界トップのシェアをもつ会社がある。船はプロペラがなければ進むことができない。鷲羽山は身体的なハンデを背負いながら長く相撲ができたのも心のプロペラが人一倍しっかりと回転していたからであろう。

彼が講演会で話した言葉に「体が小さいのを言い訳にしたくなかった。人の三倍けいこして補った」。身体の大小ではない、大切なのは強い心であるといえる。

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