広報人語

[ 2010-01-06]

読書は大切である

菅原 悟志
広報グループ
グループ長


時間があるとよく本屋へ立ち寄る。先日、初めて中古本販売チェーンの「BOOK・OFF」を訪れた。店に入ると平積みされている本はなく、ほとんどが書棚にきれいに収められている。文庫本は出版社ごとではなく作者別に並べられ、きちんと“仕分け”がされている。驚いたことに「105円コーナー」があり、少し前に出版された本が105円の値段で売られていた。かつて読みたかったが時期を逸してしまい、買えずにいた本が置かれていて、すぐに手に取りページをめくると、昔の恋人に再会したような気分になり思わず購入。1時間ほどで店を出た。片手には10冊ほどの本、幸せな気分だ。

人が成長していくうえで読書は大切だ。2010年度予算案において行政刷新会議の事業仕分けで子どもの読書活動を支援する政府の事業が大幅縮小となったことは残念である。国会決議で今年を「国民読書年」としたはずだが。小学校では授業が始める前に生徒に読書の時間を設けたところ、落ち着いて物事に取り組む姿勢が見られたという報告もある。読書の習慣化により、自分で考え、判断する力が養われることも確かだ。子どものうちから何でも身につけるほうがいい。

日本財団では職員が学校を訪問し「出前授業」を行っている。仕事を通じて得た知識や体験を子どもたちに伝えることで社会貢献活動やNPO活動の意義を理解してもらうことなどが目的で今後も続ける予定である。次代を担う子どもたちのために、ある程度お金がかかることを反対する人は少ないと思う。先行投資は何も財産だけではない。「人財」だからこそ投資するべきである。「本の仕分け」は優しい配慮だが、「事業の仕分け」は厳しいものである。

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