広報人語

[ 2010-01-29]

児童虐待

菅原 悟志
広報グループ
グループ長


東京・江戸川区で小学1年生の男児が両親から暴行を受け、死亡した記事が読売新聞の夕刊に載っていた。以前から男児は日常的に虐待を受けており、身体にできたアザを診察中の歯科医師が見つけて家庭支援センターに通報したこともあるそうだ。亡くなった時には全身に打撲ややけどの傷痕も残っていた。

父親からの虐待ならば母親が守ってくれるであろうが、両親からの虐待は一人で耐えなければならないのだ。虐待で亡くなる子は心中も含めると年100人余。1週間に2人の子の命が失われている計算だ。

子どもは親を選ぶことはできない。きちんと育てられないなら子どもをつくらなければいいことは誰にでもわかることで、あまりにも無責任極まりない。親として養育することが適当でない子どもを引き取る児童養護施設や日本財団が支援する里親制度もある。

亡くなる2日前に近所の住民に「パパはいじめない」と答えた男児。悪いことをするから親が怒り、親が怒るのは自分のせいである、いい子になれば優しくしてくれるときっと信じていたのかもしれない。

辛くて痛くて悲しい日々を送り続け、親のぬくもりを感じることがないまま、わずか7年の生涯だった。

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