広報人語

[ 2010-04-20]

コミュニケーション

菅原 悟志
広報グループ
グループ長


入社した当時、厳しい上司がいた。よく飲みに連れて行ってもらったが途中から必ず説教で、最後の屋台でも説教であった。しかしその上司はどんなに夜遅くまで飲んでも翌日は就業時間の開始1時間前には必ず席に座っていた。若い分こちらも負けじと遅れるわけにはいかない。二日酔いで朦朧としながら必死に電車に飛び乗ったものだった。

飲みながら聞く説教はもっぱら仕事のことや社会人として、そして日本財団職員としての行動基本などだった。今でこそ財団には活動指針「七つの鍵」というものがあるが、当時はそのような明文化されたものはなく、よくわからない話に辟易し、早く帰えりたいと何度も思った。今年、その当時の上司と同じ歳になる。あのときの説教の意味や大切さが今になってやっとわかるような気がする。

最近では上司と若い社員の間にはかつてのような繋がりが薄れてきていると感じることがよくある。「パワハラ」という言葉を意識し過ぎて、上下の人間関係に臆病になり、お互いのコミュニケーションが取りづらい環境になっていることも事実。人と人との付き合いは仕事において非常に大切なことである。

新入社員も上司や先輩との人間的な付き合いを敬遠しないでほしい。その時はわからないかもしれないが、将来きっと役に立つことがあるのだから。






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