広報人語

[ 2010-04-26]

ナンバーワンよりオンリーワン

菅原 悟志
広報グループ
グループ長


最近、難読名、難解名と読めない名前や意味不明の名前がやたらと多い。新聞では昨今のサッカーブームの影響で「蹴人」を「しゅーと」と読ませる、名前の希望が多いという。「蹴」はもともと「足でふみつける」という意味で、「ストライカー」というより暴力的な名前である。

また雑誌によれば、「腥(せい)」という名前の人もいるそうだ。「月」と「星」なのでロマンチックな名前と思い親が付けたのかもしれないが、実は「生臭い」という意味らしい。珍しい名前はかっこいいかもしれないが、他人が付けない理由はきちんとあるのだ。

ちなみに高偏差値の学校には難読難解な名前の生徒はあまり見られないそうで、伝統的な「~子」や「~美」が多いと聞く。以前、わが子の名を「悪魔」と付けて市役所に届けて騒ぎになった親がいたことを思い出すが、奇抜な名前が付いた子どもの将来を考えるとそんなことは考えないはずだ。親は日々子どものために勉強をし変わらなければいけないのではないか。

かつてSMAPが歌った「世界に一つだけの花」の歌詞にもあるが、ナンバーワンよりオンリーワン。そんな子育てが素晴らしいと思っている親は意外と多い。もちろんナンバーワンがすべていいというわけでもない。いずれは「夜露死苦(よろしく)」や「喧嘩(けんか)」などという名前の子どもがでてくるかもしれない。これだと間違いなくオンリーワンである。

個性重視、自分らしく、個人の自由などということは否定はしないが、子どもにとって何が一番大切か、それさえ考えればおのずと答えがでてくるはずだ。

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