広報人語

[ 2010-06-24]

ソニーの役員報酬

菅原 悟志
広報グループ
グループ長


ソニーは先日の株主総会で役員報酬を明らかにした。ハワード・ストリンガー会長兼社長が2010年3月期に受け取った役員報酬は総額約8億1600万円。その内訳は、基本給が約3億1000万円、業績連動報酬(賞与)が約1億円、50万株分のストックオプション(自社株購入権)が約4億円だそうだ。他に副会長が約2億1000万円、福社長が約1億6000万円(退職金を含む)だったことも公表した。

報道によれば、ソニーは10年3月期の連結純損失が408億円と2年連続で赤字である。質疑の場で高額報酬の説明を「海外の同業界のトップは11億から16億円、もしくはそれ以上」と言う。だからストリンガー会長の8億円は決して高くないという。高額報酬に対して批判が出ているのかもしれないが、それはソニーが決めればいい話であると思う。

本日のサンケイエクスプレスに興味深い記事が掲載されていた。米国の大富豪でともに慈善活動家と知られる、投資家のウォーレン・バフェット氏とマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が富豪仲間に、財産の少なくとも半分を寄付しようと呼びかけた。フォーブスの長者番付09年度版では、上位400人の財産総額は約108兆円で、400人がそれぞれ財産の半分を寄付すれば、約54兆円に上る。ソニーの役員報酬が高いとか言えるような額ではない。

日本財団ではかねてより寄付プロジェクトを実施してきた。寄付金はがんの子どもと家族のための病院建設や犯罪被害者に対する支援など、もちろん全額社会のために活用している。2009年度における寄付金受け入れ額は1億8390万円。

54兆円全部とは言わないが、わずかでも財団の活動に賛同し寄付していただければと思う。それと、様々な社会貢献活動を行っていることで知られるソニー。役員の方にもぜひお願したい。寄付者名、使途を100%公表するので、財団に寄付してみてはどうか。

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