
私が所属している海洋グループは、14名のスタッフで海や船が関係する問題に、様々な事業を通じて取り組んでいます。今は海洋安全チームというセクションで、主に海難防止事業(海・船が関係する事件や事故の防止)と人材育成事業(若手研究者や指導者の養成)を担当しています。
具体的には海難防止事業として、日本ライフセービング協会を通じ「ライフセービング活動の支援」や「子供向けライフセービング教室の開催」、沖縄県ダイビング安全対策協議会による「ダイビング指導者を対象とした安全管理技術の向上」といった事業を支援しています。
また、人材育成事業としては、東京大学海洋研究所による「深海科学の若手研究者育成」、「若手行政官等を対象とする奨学金の提供」(世界海事大学、国際海事法研究所等)、「海洋観測研究者の技術向上とネットワークの構築」(国際海洋観測機構)そして「世界中の海事系大学における船員教育水準のレベルアップとネットワークの構築」(国際海事大学連合)等の事業を担当しています。

日本財団で働く一番大きな魅力は「世界でもここでしかできない仕事をしている」という点です。例えば、世界の海・船に関する分野には様々な問題が山積していますが、問題解決に取り組む人材が多いとはいえません。そこで私たちは前述した人材育成事業を通じて「日本財団奨学生」を輩出し、国際機関や各国政府の代表として海・船に関する問題に取り組みつつ、世界の海洋秩序に貢献する人づくりを行っています。日本にいながらも「世界の海で活躍する人材育成事業」というスケールの大きな仕事に従事でき、やりがいを感じています。
また、「人・社会に貢献する事業(公益の増進)を支援している」と意識しながら日常の仕事ができるのは、一般企業では味わえない魅力の1つだと感じています。ただ、この点については日本財団の職員としての責任も感じています。例えば、私は「ボートレースの収益金という公的な資金を使用するからこそ、1円たりとも無駄にしないで有効活用しなければいけない」と常に心に留めています。

忘れられがちですが、就職活動には「会社が学生を選ぶ」と同時に「学生が会社を選ぶ」という側面があると思います。仮に、希望する会社から良い返事が得られなかったとしても「一生懸命、試験・面接に取り組んだ自分を採用しなかったこの会社には見る目が無い」というような気持ちで就職活動に望んではいかかでしょうか。2度や3度の失敗にくじけず、長い目で「自分」という人間にあった会社・仕事を見つけましょう。
それから、就職活動中は精神的に余裕が無くなり視野が狭くなってしまう時もあるかと思いますが、常に気持ちに余裕を持って取り組みましょう。日本財団の仕事もそうですが、時間的そして精神的に余裕が無いと良い結果は生まれません!