国際協力グループ
芳川 龍郎


現在携わっている仕事の内容

芳川 龍郎
名前 :芳川 龍郎
出身学部 :ソーシャルワーク学士課程、ソーシャルワーク修士課程
所属 :国際協力グループ BHN(ベーシック・ヒューマン・ニーズ)チーム
入社年度 :2004年度

 アジアにおける障害者支援や伝統医療の活用など、ベーシック・ヒューマン・ニーズ(生活する上で、必要最低限の物資や、衛生設備、教育など、人が人らしく生活するために保障されなければならない、人間としての基本的なニーズ)を充足する事業を担当しています。貧困、病苦を緩和し、貧しく社会的なハンディを持つ人々が自立し、尊厳ある生活を送ることができるような社会をめざし、担当者として日々野望を抱きながら、仕事をしています。
 私は主に義肢装具事業を担当しています。地雷、ポリオ、感染症、栄養失調、交通事故などにより、東南アジアでは数多くの人々が義肢装具を必要としています。これらの人々に義手義足や装具を装着し、社会復帰を支援するのが義肢装具士です。これまで義肢装具士を養成するしくみがなかったカンボジア、タイ、スリランカに、日本財団は義肢装具士養成学校を設置し、支援を行っています。このような人材育成事業と同時に、ベトナムでは、地雷犠牲者などへ義足を配布する事業も行っています。
 今までその国に存在しなかった学校を作る試みはハードルの高い事業です。現地の人々や他国の専門家などいろいろな人々をつなぎ合わせ、アイデアをまとめて、うまい味付けをし、事業を軌道に乗せていくのが担当者の仕事です。実際に現場に行き、依然義肢装具のニーズが高いことを実感すると、自然と手に力が入ります。タイを訪問した時に聞いた、義足をつけた翌日から農作業が出来るようになったというエピソードは印象に残っています。障害を乗り越えて社会・経済活動に参加する道を開くことは、彼らの自立を促す大きな力となります。彼らのニーズに応えるべく新しい事業を作り出していくのも、担当者としての大切な仕事です。


義肢装具士養成プログラム授業風景(タイ)
義肢装具士養成プログラム授業風景(タイ)

ベトナムでの義足配布現場風景
ベトナムでの義足配布現場風景

仕事をしている上で魅力と感じる時

 世界有数の予算規模を持つ財団なので、スケールの大きい事業ができる点。多国間に渡る事業が出来る点。私たちが行う助成事業を通して、今まで見放されていた病気、人々、地域にスポットライトが当たり、問題解決へ向けてのきっかけ作りが出来る点。また、自分の思いを事業を通して具体化していけるチャンスがあると感じた時、日本財団の仕事の魅力を感じます。

就職活動をしている皆様へ

 “Life is too short”と、私の恩師はよく言っています。それゆえに、自分がやりたいと思う仕事の面接やインターンシップなど、あらゆることにどんどんチャンレンジしていくことは大切だと感じています。
 「こんなことをやってみたい」「こういうふうに変えていきたい」など、みなさんひとりひとりが抱いている様々な夢や思いはつきないと思います。それがこれからの原動力になっていくわけで、私は夢を持った瞬間に、私たちはその夢の実現する方角へ向けて歩いていっているのだと思っています。
 世界的な諸問題の解決の兆しは見られず、日本を取り巻く状況も厳しさが続いています。だからこそ自分の信念を大切に、本気で問題解決のための事業をつくっていきたいと考えています。そんな思いを共有できるような方と、事業を通して夢を1つ1つ現実に変えていきたいです。