葬斎・火葬船


葬斎・火葬船「そうまる」の構想


葬斎・火葬船「そうまる」のイメージ
葬斎・火葬船「そうまる」のイメージ

 わが国では高度経済成長期以来の急激な人口移動の結果、都市の人口の増加及び世帯数の増加による過密化、農村の過疎化と核家族化の進行、更には少子高齢化の進展という社会環境の変化により、墓地や葬斎場、火葬場の需要が増大してきています。

 その結果、今や都市部を中心に「火葬」という必要不可欠な公的サービスの需要と供給のバランスが崩れてしまい、ご家族が亡くなられてから火葬できるまでに何日も待たされてしまうという話が頻繁に耳にされるようになりました。

 昨今では、各地に古くからある小規模な火葬場が集められ、大規模化が図られています。しかしながら、国内の火葬場で行われた火葬件数と現状稼動している火葬炉数との関係から火葬場の充足率をみると、行政サービスとしての火葬の供給能力はいずれも不足しているか、足りていても余裕の無い、綱渡り状況にあることが判りました。

 私たち日本財団では、このような葬斎場や火葬場の絶対数の不足を打破するため、現状の関係法令や技術条件等の実施環境を調査し、新しい船の種類として葬斎場・火葬場の機能を備えた「葬斎・火葬船」を提言すべく、火葬場や造船、海洋汚染等の有識者による委員会を組織し、調査研究に取り組みました。

 報告書では、あくまでもイメージですが、煌くマリンブルーの波間に浮かぶ白い船で、大切な方との最後の時間を過ごす、そのような新しい葬送の在り方についても提言しております。

 なお近年では死生観の変化に伴い、焼骨を海洋や森林に散骨する事例も見受けられますが、地権者や近隣住民の方とのトラブルも何例か起きていることを考慮し、本構想では散骨や海洋葬といった特殊な葬送形態については取り扱っていません。

 委員会による「葬斎・火葬船」調査報告書は、下記リンクからダウンロードできます。

リンク