技術の伝承や人材育成


紙芝居を利用した親子で学ぶ船の科学講座の開催


 日本は四方を海に囲まれた島国ですが、海に面していない地域の子どもたちにとって、「海」や「船」は日常から離れた遠い存在であるようです。


紙芝居に集中する子どもたち
紙芝居に集中する子どもたち

 福島県のNPO法人「鐵の学校」は、小学生を中心とした子どもたちに、海の大切さ、エンジンや浮力のしくみ、「ものつくり」の楽しさを伝えるため、海のない内陸部などの地域を中心に「船の科学実験講座」を開催しています。
 本講座のユニークな点は、子どもたちが講座に集中できるよう、「鉄が水に浮く不思議さ」を紹介する浮力の実験や、子どもたちが作る「ポンポン船(アルミパイプ蒸気船)」の競走実験などの合間に、昔ながらの手作り紙芝居による講義を取り入れるといった工夫をしていることです。

 機械的な説明ではなく、紙芝居のストーリーを楽しみながら実験に移ることができるという点で、参加者の親子に好評です。


親子で船づくり
親子で船づくり

 本事業は、「船の科学実験講座」への参加をきっかけに、子どもたちが将来海や船に関する仕事に就くようになることを目標としています。

 もっと多くの子どもたちに「鐵の学校」の活動を知ってもらいたい、という気持ちから、今年度はこれまで培ったノウハウをもとに、福島県だけではなく、近隣の地域にも活動を広げ、のべ51カ所の地域で講座を開催する予定です。
  
 
 このように、子どもたちに対し、海や船の魅力を伝えるための団体の活動や、その活動の立ち上げを支援しています。