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[ 2008-03-05]

塩屋埼灯台ミュージアム 内容を一新して参観再開


動画「塩屋埼灯台資料展示室がリニューアル」(2分05秒)

内外装ともに一新された
「塩屋埼灯台ミュージアム」
内外装ともに一新された
「塩屋埼灯台ミュージアム」

 福島県いわき市の「塩屋埼灯台」に併設されている資料展示室が日本財団の支援によってリニューアルされ、展示内容はカラフルなパネルや新資料に一新された。塩屋埼灯台は全国に15基ある「のぼれる灯台」の一つで、年間10万人の観光客が訪れる人気スポット。新装なった灯台ミュージアムはますます人気を呼びそうで、一般公開が開始された2008年2月25日には地元を挙げての開設記念式典が開かれた。

 古くから「東海一の難所」と呼ばれていた塩屋崎に、灯台が建設されたのは1899年(明治32年)。以来、地震や空襲を乗り越え、航海の安全を守ってきた。灯台は地上27メートル。海岸にそそり立つ断崖上に建設されていることから、灯火は水面から73メートルの高さがあり、22海里(約40キロメートル)沖合いまで届いている。


灯台の仕組みが一目でわかる展示室
灯台の仕組みが一目でわかる展示室

 崖下の「灯火まであと190メートル、消費カロリー約90キロカロリー」という案内に従って石段を登ると、太平洋を一望する高台に出る。
 白亜の灯台が屹立する一角に「塩屋埼灯台ミュージアム」が整備されていて、灯台の仕組みや役割、塩屋埼灯台が果たしてきた歴史などが解説されている。展示室中央には巨大な灯火が設置され、さまざまな模型と共に灯台の仕組みがわかるよう、工夫されている。

 今回のリニューアルに当たり、展示コーナーには地元の観光案内など「いわき市ガイド」も整備された。また塩屋埼灯台を一躍有名にした映画『喜びも悲しみも幾歳月』の原案となった元灯台職員の資料も寄贈され、地元にとってはこれまで以上に社会教育や観光拠点としての期待が高まっている。


関係者によるテープカットが行われ、
リニューアルを祝った
関係者によるテープカットが行われ、
リニューアルを祝った

 ニューアル・オープンに当たり、いわき市とミュージアムを運営する社団法人・燈光会の共催による「塩屋埼灯台資料展示室新装開設記念式」が開催された。海上保安庁のヘリコプターがお祝いに飛来、関係者によるテープカットに続いて地元・豊間保育園の園児が歓迎のお遊戯を披露して新展示室のオープンを祝った。


崖上から太平洋の航路を守る塩屋埼灯台
崖上から太平洋の航路を守る塩屋埼灯台

 「のぼれる灯台」は灯台施設を参観できることから「参観灯台」と呼ばれ、全国に15カ所整備されている。燈光会が海事思想普及の場として運営しており、塩屋埼灯台は午前8時半から午後4時まで、200円の参観寄付金によって入場できる。ミュージアムとともに灯台内部に入って灯火台まで登ることができ、太平洋を一望する雄大な眺めが楽しめる。