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[ 2008-03-28]

体験クルーズ30周年 約590人が小笠原-晴海を往復


晴海を出航したふじ丸
晴海を出航したふじ丸

 「ブルーシー・アンド・グリーンランド財団」(B&G財団)が海の体験を通して、青少年の健全な育成を進めようと実施してきた「体験クルーズ」がことしで30周年を迎えた。その記念クルーズの客船「ふじ丸」(2万3,235トン)が2008年3月26日午後、参加者・スタッフ約590人を乗せ、東京・晴海ふ頭から寄港地・小笠原に向け5泊6日の船旅に出航した。

あいさつする笹川会長
あいさつする笹川会長

 体験クルーズは、1978年に「少年の船」として中学生・高校生を対象にスタート。寄港地はグアム・サイパンだった。98年からは現在の体験クルーズに名前を変え、99年からは小中学生(小学4年生-中学3年生)を対象にし、02年からは寄港地を「東洋のガラパゴス」といわれる小笠原に変更し、現在に至っている。


 出航に先立ち、ふじ丸内で結団式が行われた。この中で、クルーズ団長を務める広渡英次B&G財団専務理事が歓迎のあいさつをした後、このクルーズを支援している日本財団の笹川陽平会長が「日本は海洋国といわれるのに、意外に海のことを知らない人が多い。海を楽しみ、素晴らしい思い出をつくって帰ってきてください」と激励した。


式に参加した中村さん(右端)、
谷川さん(左から2人目)と左端が広渡団長
式に参加した中村さん(右端)、
谷川さん(左から2人目)と左端が広渡団長
誓いの言葉を述べる舘野さん
誓いの言葉を述べる舘野さん

 式には特別講師として乗組む中村真衣さん(シドニー五輪水泳・背泳で銀、銅の2つのメダルを獲得)、元競艇選手の植木通彦さん(生涯獲得賞金が歴代3位の約22億6,200万円)やマラソンランナーでB&G財団評議員の谷川真理さんも出席、親と離れて旅立つ子どもたちに笑顔を見せていた。結団式の終わりに、ふじ丸に乗る子どもたちを代表して、栃木県の小学生5年生、舘野丹郁奈さん(11)が「たくさんの友だちをつくり、海の素晴らしさを多くの人に伝えたい」と誓いの言葉を述べた。

 今回の乗船者は北海道から鹿児島県までの小中学生497人。このほかB&G財団の指導員研修を受けたリーダーやボランティアなどのスタッフ68人、報道関係者などを含めると乗船者総数は588人。全行程のうち4日間を船内で生活し、畠村外志行キャプテンや特別講師・講師の話を聞く。小笠原・父島ではカヌーなどのマリーンスポーツ、クジラを観察するホエールウォッチングも体験し、31日朝晴海に帰る。

 ふじ丸は午後4時に晴海ふ頭を出発した。ふ頭には、多くの親やきょうだいたちが集まり、大型船の旅を楽しむ子どもたちを見送った。このクルーズには、B&G財団評議員会議長の竹内清次さん(80)や、元共同通信社論説委員長の米倉久邦さん(65)も乗船、少年少女たちに混じって、小笠原の海を楽しむ。

親たちが見送る中で出航
親たちが見送る中で出航