【工作船】を積んだ貨物船が【船の科学館】に向け出航

中村 健治
総務グループ
グループ長
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5月23日8時より、鹿児島ドック鉄工内で、工作船の移送作業がスタートした。昨年9月11日に九州南西海域において、海底より引き揚げられた工作船は、調査のため約7ヶ月半にわたり、同ドックで保管されていたものである。
まず、工作船本体(全長約30m、総トン数約44トン、速力約33ノット)は、ドック内の倉庫からレールに乗せられ岸壁へと移動、9時20分作業船の大型クレーンで吊り上げられ、貨物船の船倉に収納された。

次に工作船の観音扉の奥に収納されていたとされる小型舟艇(全長約11m、総トン数2.9トン、速力約50ノット)が、クレーン車によって倉庫からゆっくりと運び出された。

499GT内航貨物船の船倉内は、工作船、小型舟艇、武器類が整然とならべられ、16時には、固縛作業の確認が入念に行なわれた。

工作船に残されていた、対空機関銃・ロケットランチャー・自動小銃などの武器類は、銃身を詰めるなど武器としての機能を喪失させ梱包した後、順次積み込まれた。

17時に貨物船は、巡視船に護衛されながら東京に向け出航。
移送された工作船は、多くの国民に日本の周辺海域のおかれている現状と海上保安活動に対する理解促進のため、(財)海上保安協会が、日本財団の助成事業として、5月31日から9月30日まで、東京お台場にある船の科学館で一般公開する。
文、写真:日本財団広報部 中村健治