地域を元気にする!チャリティイベントを支援します


 チャリティイベントを開催し、参加料など収入の全額を地域の課題解決のための活動に寄付する事業を募集します。 
 事業に参加する人々が地域課題の解決に取り組む必要性を認識し、イベントの準備期間を含めて賛同者・協力者を増やして連携を深め、地域の課題解決力を高めることを目的とします。


背景

 地方分権改革が進められ、地域の自主性が重視されるとともに、それぞれの地域でそれぞれの課題を解決していくことが求められています。これまで、さまざまな課題に対し、公的な制度や対応を穴埋めするかたちで、団体や個人がそれぞれの分野で活動してきました。 
 
 国の関与が縮小され、地域の問題は地域の力で解決することが求められている今、より自発的・積極的な「地域の課題解決力」が重要です。地域の中で、いろいろな立場から協力して課題に取り組んでいくことで、自分たちの地域と生活を自ら守り高めることができるのです。 
 
 しかし、コミュニティの崩壊が言われる日本の現状では、あるがままで昔ながらの地域内連携に期待することは難しくなっています。課題解決に必要な資金や人手といった資源を自分たちで集め、課題解決を可能にする仕組みづくりが必要です。 


支援の目的

 日本財団では「地域課題解決の一つの手法としての地域内での資金集めと寄付を促進するチャリティ事業」に対して支援を行います。
 
 ご申請いただく団体がチャリティイベントを開催し、その収入を地域の課題解決のための他団体の活動に寄付します。 事業に参加する各団体が自分たちの使命の一つとして地域課題の解決に取り組む必要性を認識すること、イベントの準備期間を含めて地元のボランティアなど賛同者・協力者を地道に増やして地域内の新たな連携を促し、地域の課題解決力を高めることを目的とします。

事業の概要

【要件】

  1. 地域内で、その地域の課題解決のために、複数の団体(主催団体、寄付先団体、協力団体)が連携して資金調達を行う。
  2. 参加料収入の全額を寄付金として地域内の公益活動実施団体に外出しする。
  3. 準備・開催を通じて地域住民をボランティア等としてまきこむ。
  4. 事業を通して、活動分野を超えた(新たな)連携が生まれる。
  5. できればマスコミをまきこむことが望ましい(何故チャリティを行っているのか、地域の方々に理解していただくため)。

【金額について】

  • 助成対象額は、イベント開催経費全額とします。
    申請書のご記入に際しては、支出欄の合計と助成金申請額を同額にしてください。
    補助金・協賛金、自己資金は収入に計上しないでください。

    ※ ただし、補助・協賛を集めること自体は奨励いたします。
    寄付金として直接寄付先に拠出を薦めるか、ご申請団体への寄付金としてお受け下さい。
    その場合も事業費には算入しないものとします。
  • 寄付金額は、100万円以上かつ事業費総額の5割を目標としてください。
    申請書の「事業成果物」の欄に、目標金額をご記入ください。

【留意点】

  • 寄付先は、寄付者が日常レベルで寄付の意味を実感できるようなところを選んでください
  • イベントは、事業主体(申請者)と寄付先の共催というかたちでご実施いただくことになります。
  • 事業費総額(助成金額)と最終的な寄付金額を含め、結果はすべて当財団公式サイト等で公表いたします。
  • 1年後に、寄付先から寄付金の使途・状況について当財団にご報告いただきます。

事業例~「子どもの村」建設支援コンサートの開催~

 2008年3月、福岡市でチャリティコンサートが開催され、入場料収入の500万円が地元の民間団体に寄付されました。
 さまざまな事情で家族と離れて暮らす子どもたちのための「子どもの村」を福岡市民で支えていこうとする活動の一つで、NPO団体「子どもの村福岡を設立する会」、地元企業トップらが名を連ねる「後援会」、行政(福岡市)が協力して子どもの村の設立を目指しています。
 コンサートには1000人以上のボランティアも参加、1800席の会場は満員になり、チャリティ文化の定着と地域を自らの力で守るという意識の広がりが見られました。


2009年度支援事業

事業名・団体名 事業内容
0歳からのオーケストラ公演によるチャリティ事業の実施 (財)東京交響楽団(東京都) 0歳から参加できる、「ズーラシアンブラス」による楽しい演奏と一流の交響楽団によるコンサート。寄付金は、障害者の就労施設などを運営する団体の活動に充てられる予定。 2009年5月6日(水・祝) ミューザ川崎シンフォニーホール 寄付先:(特)いろえんぴつ心理福祉コミュニティズ http://blog.canpan.info/koho/archive/736
ファンドレイジングイベント「愛フェス2009」によるNPO共感型コミュニケーション強化プログラム (特)NPO愛知ネット(愛知県) コンサートなどを2日間にわたって開催し、その会場に「NPO村」を設置。約100団体が来場者にPRを行い、来場者の投票で寄付金が分配される新しいかたちの資金調達イベント。 2009年9月4日~6日  愛・地球博記念公園 寄付先:NPO村参加団体 http://blog.canpan.info/koho/archive/848
親子向けクラシックコンサート公演によるチャリティ事業の実施 (社)東京ニューシティ管弦楽団(東京都) NHK「おかあさんといっしょ」の歌のお姉さんとオーケストラの共演による、幼児から楽しめるオーケストラコンサート。会場や寄付先とも連携し、地域のためにつくり上げるチャリティコンサートを目指す。寄付金は、地元のボランティア団体の活動支援に使われる予定。 2009年9月23日(水・祝) 八潮市民文化会館 寄付先:市内5団体(ヤッキーひろば運営委員会他)
舞台劇公演によるチャリティ事業の実施 松本清張生誕100年記念事業実行委員会(福岡県) 松本清張生誕100年記念事業の一環として開催される、松本清張の小説を原作とした舞台演劇。寄付金は、地元の子供たちの福祉体験事業に使われる予定。 2009年10月2日(金) 北九州芸術劇場中ホール 寄付先:(社)北九州市社会福祉協議会
親子オーケストラ公演によるチャリティ事業の実施 (財)奈良市文化振興センター(奈良県) 親子対象のクラシックコンサート。事前に、小学校でのワークショップや東大寺(寄付先)での現地学習会を開催して、オーケストラ音楽や寄付の趣旨に対する理解を深める工夫がされている。寄付金は、東大寺の景観保存に使われる予定。 2009年10月10日(土) なら100年会館 寄付先:(社)大仏奉賛会
ミュージカルオペラ公演によるチャリティ事業の実施 (財)坂本報效会(高知県) 高知県の偉人・坂本龍馬をテーマとした親しみやすい音楽劇「ミュージカルオペラ」の地元公演。寄付金は、地元の福祉施設の活動に使われる予定。 2009年10月30日(金) 宿毛市社会福祉センター 寄付先:宿毛育成園、幡多希望の家、ひかり共同作業所他
声楽公演によるチャリティ事業の実施 (特)もうひとつの働き方ネットワーク(栃木県) 親子で楽しむ日本の歌(懐かしい歌、クラシック音楽)などの声楽コンサート。地域の公益団体への寄付金を集める仕組み(「マロニエ基金」)の周知も兼ね、寄付金は地元団体の活動支援に使われる予定。 2009年12月5日(土) 栃木県総合文化センター 寄付先:(特)チャイルドラインとちぎ、宇都宮東YMCA他
市民音楽祭公演によるチャリティ事業の実施 (財)やわた市民文化事業団(京都府) 市民による合唱団・オーケストラが出演する市民音楽祭。チケット販売、当日の会場ボランティアから出演まで、地域の人々が主役となって開催する。寄付金は、地元のボランティアグループの活動支援に使われる予定。 2010年1月24日(日) 八幡市文化センター 寄付先:「地域活動支援センターやまびこ」ボランティアグループ15団体
「定住外国人子ども奨学金」の広報と資金調達のためのチャリティコンサート (特)神戸定住外国人支援センター(兵庫県) 「定住外国人子ども奨学金」の充実と定住外国人の子どもたちが抱える問題の周知を目的としたクラシックコンサート。寄付金は定住外国人の子どもたちに対する高校進学支援のために使われる予定。 2010年2月 神戸松方ホール 寄付先:定住外国人子ども奨学金
こどもがつくる夢応援チャリティキャンペーン「ゆめのはこ2009」の開催 (特)ソーシャル・デザイン・ファンド(兵庫県) チャリティコンサート、こどもたちのアートイベントなど、年間を通じてチャリティイベントを開催。地元のアート団体や障害者施設と連携しながら、地元で活動する公益団体への寄付を集める。 2009年4月~2010年3月 原田の森ギャラリー/王子動物園/水道筋商店街/畑原市場他 寄付先:地域のNPO等