緩和ケア教育プログラム
~ホスピスで人と向き合うために~

公益・ボランティア支援グループ
福祉チーム

皆さんは「緩和ケア」という言葉を聞いたことありますか?
緩和ケアとは、生命を脅かす病に直面している患者とその家族の体や心の痛みなどを早期に発見し、的確な治療や処置を行うことを言います。
日本財団は、日本における緩和ケアはどうあるべきか、ホスピスで働きたいという強い志を持つ医師や看護師を育成するにはどうすれば良いのかという命題から、1996年に「日本財団ホスピス研究会」を発足させ研究するとともに、神奈川県に病院から離れた独立型のホスピス「ピースハウス病院」など全国に12施設281床のホスピス緩和病棟の建設を行いました。
ホスピス看護師の養成は日本看護協会の協力のもと、全国11の教育委機関と共同で6億8千万円を投じ、2千名を超える優秀な看護師を養成してきました。
ホスピスには、病棟の一部に緩和ケア病棟がある「院内病棟型」や緩和ケア病棟が独立する「完全独立型」、訪問診療や訪問看護を中心に自宅で緩和ケアを提供する「在宅緩和ケア」など様々な形態があり、その数は全国に193施設、3,766床と急速に増加しています。
しかしここでも、ご多分に漏れず、昨今の医師不足の問題が続く状況となっております。
この問題を受け、2001年から、現役医師向けのホスピス緩和ケアドクターの養成研修も開始し、これまで36名の医師が巣立っていきました。
次に、より早い段階から緩和ケアについて学ぶ機会を作るべく、医学部で学ぶ学生向けの養成講座を開設しようとしましたが、全国的に統一された緩和ケアの教育プログラムは存在しません。
そこで国内の医学系大学において設置される「緩和ケア教育プログラム」を作るため、緩和ケアの最前線で活躍する専門家による委員会を開催しています。

この委員会での議論が教育プログラム作りの基となり、具体的な講座開設へ繋がっていくことを期待しています。
日本財団は、粘り強く、この課題に対して長く取り組んでいきます。
DVD『ホスピス緩和ケアの歩み~患者の声に耳を傾けて~」をご覧ください。
詳細は、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
[お問い合わせ先]
日本財団 公益・ボランティア支援グループ 福祉チーム
電話番号: 03-6229-5111 (代表)
FAX番号: 03-6229-5160