学校等の防災林植樹プロジェクト

防災を目的とした植樹 〜いのちを守り、いのちを学ぶ「ふるさとの森づくり」〜

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かつて、日本列島は大部分が土地本来の森、ふるさとの森で覆われていました。 しかし、都市化により多くの木が伐採され、代わりに生活スペースをコンクリート壁で囲み、今では少しの外来樹を残して、都市部で土地本来の森を見ることは少なくなりました。

日本の92%以上は照葉樹林域です。シイノキ、タブノキといった照葉樹の特徴は根を強く張ることから揺れに強く、水分を多く含むため火防木の効果もあります。阪神・淡路大震災発生時に倒壊する家屋や周囲の火災から多くの人々のいのちを救ったことから、災害に強いことが証明されました。2011年3月11日に起きた東日本大震災でも、土地本来の森は破波効果があったとされています。

そこで、宮脇昭・(財)国際生態学センター所長の協力のもと、以下の視点で、防災を目的とした植樹に対し支援を行います。

地域の避難場所としての学校

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学校は、広域避難場所に指定されていることが多く、学校本来の周囲を土地本来の森で囲うように植樹することで災害時の防災効果を高めることが期待できます。

保護者はもちろん、子ども会や福祉施設、地域に住んでいる人々を巻き込んで、一緒に植樹祭を行うことで、学校に住民が集まるきっかけにもなります。

植樹祭を実施する際には、防災訓練や炊き出しなどを同時に行います。学校関係者と、地域住民と出地域の防災を改めて考える良い機会となります。

緑の中の都市を目指して

いつ襲ってくるかわからない震災に備えて、都市部を中心として、特に住宅密集地に土地本来の森を造ることで得る効果は高いと考えます。公園のまわり、ビルとビルの間、道路と私有地の隙間など、身の回りで植樹可能な場所はいくらでもあります。市区町村全体で、市民が集い、市民の手で「緑の中の都市」を目指して植樹を行うことで 災害に強いまちづくりを実現することができます。

鎮守の森よ、甦れ

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東日本大震災では、多くの神社も被災しました。本殿・弊殿・拝殿の全壊・半壊は約300社に上り、中には鎮守の森も、境内も跡形も残っていない神社もあります。

鎮守の森は、私たち日本人の心の拠りどころであり、私たちの祖先がずっと大事に守ってきたものです。鎮守の森を地域住民が中心となって、自らの手で復活させることで、地域復興の礎となることができると考えます。

そこで、神社本庁、各県の神社庁、(一財)日本文化興隆財団とも協力して、岩手県、宮城県、福島県の3県を中心に、鎮守の森の再生を応援していきます。