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日本財団の福祉車両20年史


1994年に日本財団の福祉車両事業がスタートしてから、今年で20年目を迎えた。それは、時代ごとの社会的なニーズに応じて事業内容を見直し、利用者に望ましい移送サービスを模索してきた歩みでもあった。社会の動きを交えながら、20年の歴史を振り返る。

2013.06.11

〜1994年

区分 詳細
1972年 社会の動き 東京都町田市でリフト付バス「やまゆり号」の運行を開始。日本初の福祉車両(介護式)による移送サービスがスタート。
1978年 社会の動き 日本テレビがチャリティ番組「愛は地球を救う」で福祉車両の寄贈を始める。
1988年 社会の動き 第15回国際保健福祉機器展(主催:保健福祉広報協会)に、福祉車両が展示される。
1994年 日本財団の動き 日本財団(当時、日本船舶振興会)が、移送サービス活動を行う任意団体に福祉車両の寄贈を開始。車両名は「夢ふれあい号」(1998年まで)。車種は、車いす対応車。
日本財団の動き 移送サービスを充実させるため、研究会・研修会の開催などの取り組みを始める。
日本財団の動き 寄贈団体からの福祉車両に関する要望をヒアリングし、自動車メーカーにフィードバックするなどの連携を開始。
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1996年〜1999年

区分 詳細
1996年 日本財団の動き 松永真氏による日本財団のシンボルマーク(シェアマーク)が決定。
1997年 社会の動き (社)日本自動車工業会が、福祉車両の利用を促進する社会基盤整備を目指す「福祉車両ワーキンググループ」を設置。
1998年 社会の動き 特定非営利活動促進法(NPO法)が施行。
1999年 日本財団の動き 支援の方法が車両寄贈から助成事業に変わり、助成先に車両購入費の一部を負担してもらう現在のスタイルになる。
日本財団の動き 支援対象を、移送サービス活動を行う任意団体から、社会福祉法人やNPO法人などに拡大。
日本財団の動き 購入費の一部を助成団体に負担してもらう現在のスタイルになる。
日本財団の動き シェアマークが外装された福祉車両の配備がスタート。
日本財団の動き 介護保険制度の施行を見込んで、訪問入浴車を導入(2008年まで)。
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2000年〜2008年

区分 詳細
2000年 社会の動き 介護保険制度施行。同保険を適用した有料サービスの介護タクシーが登場。
日本財団の動き 介護保険制度の施行を受けて、高齢者支援に対応する福祉車両の配備にも力を入れるようになる。
2001年 日本財団の動き 高齢者向けサービスでニーズの高いヘルパー車や送迎車を導入。
2002年 日本財団の動き 送迎バスを導入。
2003年 社会の動き 国土交通省が旧道路運送法第80条1項の例外規定による許可基準(ガイドライン)によって福祉有償運送特区を実施。
日本財団の動き 福祉車両の累計台数が1万台を突破。
2004年 日本財団の動き 国土交通省が旧道路運送法第80条1項の例外規定による許可基準(ガイドライン)を全国展開。
日本財団の動き 保育所バスを導入。
2006年 社会の動き 障害者自立支援法の施行。
社会の動き 「自家用自動車による有償旅行運送の創設、乗合旅客の運送に係る規則の適正化」などを目的として改正道路運送法の施行。
社会の動き 改正道路運送法の施行により、自家用自動車(白ナンバーの福祉車両)による移送サービスが法的に認められるようになった。
日本財団の動き 障害者自立支援法の施行を受け、障害者の就労を支援する移動販売車などの「就労支援車」を試験的に導入。
日本財団の動き 「就労支援車」などの台数の少ない車両のニーズにも応えるため、通常の申請(車種を指定して、そこから選んでもらうラインアップ型)とは別の申請制度(仕事のニーズに応じて改良するオーダーメイド型)が始まる。
2007年 日本財団の動き 福祉車両の累計台数が2万台を突破。
日本財団の動き 就労支援車の第一号として、うどんの移動販売車が登場。
2008年 日本財団の動き 就労支援車への要望の高まりを受けて、通常の申請(ラインアップ型)にも就労支援車である「働く車」が加わる。車種は軽トラック。
日本財団の動き 助成団体のニーズを反映して、軽自動車のヘルパー車や昇降シートを外した送迎車など、シンプルな機能の福祉車両を導入。
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2009年

区分 詳細
2009年 日本財団の動き ラインナップ型の福祉車両の用途目的を「在宅サービス」、「通所サービス」、「就労支援」の三本柱とし、コンセプトを明確にする。
日本財団の動き 作業スタッフと荷物(作業道具や農作物など)を一緒に運ぶことのできるダブルキャブトラックやバンを加え、障害者就労の支援のための「働く車」の本格的な導入を開始。
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2010年〜2012年

区分 詳細
2010年 日本財団の動き 「働く車」に冷蔵車を加える。
日本財団の動き 福祉車両の改善点など助成団体の声をアンケート調査としてまとめ、車両メーカーに提供するようになる。
2012年 日本財団の動き 「働く車」に移動販売車を加える。
日本財団の動き 車体の外装をアートディレクター佐藤可士和氏によるデザインに変更。
日本財団の動き 福祉車両の累計台数が3万台を突破。
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2013年

区分 詳細
2013年 日本財団の動き 福祉車両事業がスタートしてから20年目を迎える。
日本財団の動き 2013年申請分よりベネトンのファブリカが提供したデザインの外装に変更。
イラスト:ベネトンデザインの福祉車両

※年度別、都道府県別の福祉車両配備実績はこちら。
福祉車両配備実績

イラスト:井塚 剛