プロジェクトニュース

[ 2009/09/03]

ホームホスピス宮崎より寄付のお礼と現状報告
【終末期にある命のために】


※この団体は「君和田桂子基金」を元にプロジェクトをすすめています。
御礼状を抜粋してお伝えします。




  「かあさんの家」は、入居定員が5名に対して、夜勤をする人1名、昼間に勤務する人2名で、常駐するスタッフの数は七名必要となります。経済的には非効率ですが、ケアの質を保つためには、1軒あたり5名が疑似家族になれる適当な人数だと思っています。
 人件費を工面することが一番の課題です。チャリティーコンサートやバザーを開催して工夫していますが、この募金のような民間のご寄付は、砂漠の中であったオアシスのような嬉しい気持ちです。

 NPOの大切なことは組織であること、非営利ですから利益を上げることを目的としませんが、必ずしも無償のボランティアではありません。専従のスタッフを雇用し、会費で支える会員がいて、個人や団体の寄付や行政の委託事業なども得て、そして利益の上がりにくい社会サービスを提供していくことが役割だと考えています。

 終末期にある人にとって大事なのは、暮らしを支えることです。朝起きて、ご飯を食べて、排泄をして、眠る・・・そのような当り前の生活が一人ではできなくなった時、痛みによって穏やかでいられない時に、痛みを取り除き、食べることと排泄することの援助があれば、最後まで自分らしく暮らしていくことができます。
 「かあさんの家」は、そのような方々を、家族も含めて看取りまで支援するために、診療所や訪問看護ステーションと連携し、在宅緩和ケアを提供しています。介護保険のサービスもその人の必要にあわせ、訪問介護、訪問入浴、訪問リハなどを使い、24時間常駐するスタッフは、家族の変わりを担っています。

 これからますます高齢化が進み、医療や介護の必要な方々が増えてきます。「かあさんの家」の取り組みは、空いている民家を地域資源として活用し、公的な資金だけでなく、市民の互助の力も取り組みながら、誰でもがホスピスケアをうけられるまちづくりの一つの過程だと考えています。