プロジェクトニュース

[ 2010/04/22]

海外で活躍するシニアを応援【闘う命のために】


<プロジェクト完了報告>原田夫妻が帰国されました!【闘う命のために】

原田夫妻
原田昭司さん・惠津子さんご夫妻

NISVAは、技術をもつ日本のシニア世代が発展途上の国々で支援を行うことを目的とした団体です。みなさまからのご寄付は、シニアボランティアの方々が現地での活動をより意義のあるものにすることができるように使われています。



先日、フィリピンで障害を持つ子どものケアに携わっていた原田昭司さん・惠津子さんご夫妻が、約1年の任務を終えて帰国され、活動報告をしてくださいました。


パンガシナン州ダグーパン市にあるラサレ校
パンガシナン州ダグーパン市にあるラサレ校

 原田さんご夫妻が活動されていたのはパンガシナン州にあるラサレ校。首都マニラから約250km離れたところにあります。
 フィリピンの地方都市の学校は、自閉症や学習障害などの障害を持つ子どもたちを受け入れていません。ラサレ校はそのような子どもたちにも学校に行ける機会をと、特別支援クラスを作りましたが、担当の先生たちには指導要領も知識もなく、手探りで子どもたちと接する毎日でした。


そんな状況をうけ、原田惠津子さんが日本での保育士の経験やホスピスで働いた経験を活かし、ご主人の昭司さんと共に障害を持つ子どもたちに絵や音楽を教えながらケアを行いました。
フィリピンには普通学級にも、情操教育のひとつである音楽の授業はありません。原田さんが日本から持ってきたロールピアノによる音楽の授業、フルートクラブの活動は子どもたちの興味を引き付けました。
 そこで、夢の貯金箱から支援した7万円で、子どもたちのために楽器を購入しました。楽器のほとんどは日本よりも物価の安い現地で購入したため、鉄琴、キーボード、大太鼓、小太鼓、タンブリン、ボンゴ、マラカス、ビートボックス、楽譜など、多くの楽器を入手できました。
 子どもたちは楽器を触ったり、自分で音を出すという初めての経験に大興奮。今では登校するとすぐ音楽室の前に行き「ミュージック!」と叫んでいるそうです。

 

 学校側からは原田さんご夫妻の活躍と夢の貯金箱の支援に深い感謝をしていただきました。ラサレ校で今後求められる支援はまだまだ多く、原田さんご夫妻は、「日本の若いボランティアとシニアボランティアが一緒になって活動すれば、より質の高い支援ができるのではないでしょうか」と話してくださいました。

 ゆめちょを応援してくださる皆さんのおかげで、フィリピンの障害を持つ子どもへの教育が一歩前進いたしました。ありがとうございました。

初めて触る楽器に大興奮
初めて触る楽器に大興奮