NISVAは、技術をもつ日本のシニア世代が発展途上の国々で支援を行うことを目的とした団体です。みなさまからのご寄付は、シニアボランティアの方々が現地での活動をより意義のあるものにすることができるように使われています。
小山さんはまず、施設の破損していた窓ガラスを新しくし、風雨の吹き込みやマラリアなど蚊の被害を解決しました。
さらに、カンルンガン改善のため、さまざまな取り組みを行いました。たとえば、蛇口の交換、腐食していた食堂の調理台のタイル張替えや食器の交換など、ソフト・ハード両面で水回りの改修や清潔を保つ取り組み。


また、ごみ箱を新たに設置してそこにゴミを捨てるといった衛生習慣の指導、さらに、子どもたちに慢性化しているシラミの退治にも取り組みました。シラミに有効な対策として、シャンプーに酢を混ぜて、シラミの動きがわるくなったところを梳き櫛で取る、という昔日本でも行われていた方法を広めていますが、これらの道具の購入にも夢の貯金箱の支援が使われました。シラミの問題は現地ではかなり深刻で、なかには1000匹以上のシラミがいる子もいたそうです。

小山さんは「皆さんから寄付していただいたお金だから大事に使おうという意識は常にありました。また、ある程度自分で使い道を決められたことがよかったと思います。」と、「ゆめちょ」の支援が、現場で求められているものに有効に活用していただけたことを報告していただきました。
活動については、フィリピンにおいてまだまだ未熟な技術分野は多いと感じ、小さなことでも日本の技術が素晴らしいと痛感したそうです。今回は保健師さんの経験を生かしての派遣でしたが、普通に日本で暮らしていくなかで、日本では当然身につくと思われがちな生活習慣や衛生観念が、海外では普及していないという事実に驚いたという話が印象的でした。
帰国の際にカンルンガンからもらった感謝状を手にとり、「この賞状は夢の貯金箱に寄付していただいた皆様のおかげでいただいたものだと思っています。ゆめちょでご支援いただいている皆様に感謝いたします」とおっしゃっていました。