
みなさまのご寄付1,588,160円は、2008年6月から3か所の村で、2009年には2か所の村が追加され、合計4州5か所の村で延べ604名に奨学金の協力が実施することができました。運営委員、児童の両親、関係者を代表して皆さまにお礼申し上げます。(笹川記念保健協力財団)
協力先: 世界ハンセン病団体連合ミャンマー連絡調整事務所 担当者 Dr. Tin Shwe
実施期間: 2008年~2010年までの3年間
協力内容:1)学校に通学するための奨学金(入学金・授業料・制服代・教科書代)
2)児童への給食代(弁当による栄養補給の支援)
対象地域: 4州5か所の定着村
◆サガイン州シュウェボ村 39名(初年度のみ37名-3年間)
◆サガイン村 137名(2年間)
◆マグウェイ州パコック村18名(最終年のみ20名–3年間)
◆マンダレイ州モンユワ村24名(初年度のみ33名-3年間)
◆シャン州ニャウンシュエ村39名(2年間)
はじめに2008年1月上旬、マグウェイ州パコック(Pakokku)にある村を訪問。教育支援の運営委員会を立ち上げ、今後の教育支援について打ち合わせを行いました。
運営委員会は、地域のハンセン病担当官を委員長とし、看護助手、定着村から2名の回復者がメンバーとなり構成されています。その後、他の村4か所についても同様の条件で組織されています。
それぞれの村の委員会では、村の回復者子女と貧しく就学できない児童を選考し、家庭訪問などを行い就学についての説明をしました。
皆さまからのご寄付でこの3年間実施してきた奨学金プロジェクトは、ミャンマー国内でも特に僻地であったり、諸外国や教会関係の協力が届いていない地域の子供たちに「新しい力」として教育を受ける機会を与えることができました。
支援してきた子供たちはハンセン病回復者の祖父母を持つ第3世代、村人の多くは農業を営んでいる家庭が多く、ハンセン病は治っています。両親も学校に行ったことがない場合も多く、識字率も低い状況です。また現金収入も十分なく、日々の生活もとても苦しい状況にあります。
子供が奨学金を受けられることになっても、家の手伝いをせず子供が学校に行くことに抵抗を感じる親も少なくありません。このような状況を改善するために、奨学金プロジェクトスタートさせる前に、各村を回り、村人を集め話し合いの場を持ったり、運営委員のメンバーによる家庭訪問を行い、子供に教育を受けさせることの重要性や子供の将来について話をしました。


学校に行けるようになった子供たちは、夢のような知らせ気に心を躍らせました。
今までに手にしたことがない新品の制服や教科書、文房具などを支給され学校に行ける喜びで目を輝かせていました。
新しい制服を支給されることになり、椅子の上に乗り自分のサイズに合うかどうか確認しています。
またパコック村では、子供たちの栄養補給のため、村人が交代で児童への1日1回の食事を準備し、学校へ弁当を持参していました。この費用も支出させていただきました。
*パコックは乾燥地域で、自然条件のとても厳しい土地で近隣に貧しい村がたくさんあります。
この「夢の貯金箱」で支援した子供の中で、大学へ進学出来る成績優良者2名が生まれました。 本人はこれからも一生懸命勉強し社会に貢献し、また村のお年寄りや子供たちのために役に立てるようになりたいと希望しています。
ミャンマーは国内でも海外でも、情報の伝達が日本のように便利ではないため、「夢の貯金箱」にご協力をしてくださった皆さまに、奨学金の活動がどのように進められているのか、どんな子供たちが学校に行けるようになったのかをすぐに報告が出来ずに、大変申し訳なく思っていました。子供への教育に対する考え方や姿勢も、日本や他のアジアの国と違うため難しい問題もありました。
このような状況の中、協力を支え暖かく支援を見守ってきて下さった日本の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。