
ミャンマーは、人口は5200万人でわが国の半数以下ですが国土は日本の約1.8倍。タイ、ラオス、中国、インド、バングラディッシュと国境を接しています。
軍部が政権を握っているため、欧米諸国からの経済制裁を受け国際社会で孤立状態にありますが、他方でこの国に支援の手を差し伸べる国々(例:中国、インド)もあります。
この国を巡る国際政治の動きに注目していかなくてはなりません。
<ご参考>
中国、ミャンマー 蜜月加速 人権決議に拒否権行使 資源、軍事の両面
(2007/01/14, 産経新聞)
【北京=野口東秀】中国が12日の国連安全保障理事会で採決に付された「ミャンマー人権決議案」に、拒否権を行使して葬り去った背景には、人権問題が自国にも向けられかねない懸念のほか、(1)ミャンマーが資源・軍事両面で中国にとって戦略的要衝に位置している(2)ライバルのインドがミャンマーに接近している−という事情があった。
(中略)
中国はミャンマーで道路、港湾、発電所建設や天然ガス開発などの援助を加速させている。専門家によると、すでに4000億円規模が投入されたとみられる。ミャンマー国内での経済特区建設計画やダム建設も多くが中国から支援を受けると予想されている。
民主化圧力と経済制裁に直面するミャンマーにとり「内政不干渉」の立場から援助を続ける中国は心強い味方だ。エネルギーの対中輸出が加速すれば経済制裁の効果も薄れる。こうしたことからミャンマーの対中傾斜が加速するのは必至だ。
中国は一党独裁体制を維持するため言論・報道分野や人権活動への締め付けを強化しており、国連安保理でミャンマーの人権問題が決議されれば、自国の人権問題にもはね返りかねないとの危惧(きぐ)があったとみられる。