
東京のボランティア団体「アーク」(北條友梨代表)から、アジアの小学校建設に活用してほしいと当会の募金プロジェクト「夢の貯金箱」(以下、ゆめちょ)に350万円のご寄付をいただいたのが昨年6月。以来、ゆめちょパートナーNGOのアジア教育友好協会(AEFA)と共にベトナムで建設を進めてきたコンダオ小学校の新校舎が同年12月に完成し、北條代表らアークの皆さんと贈呈式に出席しました。

コンダオ小学校が位置するのはベトナム中部高原のコントゥム省ダクト郡コンダオ村。ホーチミンから飛行機で北へ1時間、さらに車で3時間の山奥にあり、薄い木の板壁とトタン屋根、竹の壁と竹の柱で出来た民家がほとんどの人口約600人の農村です。一帯は、ベトナム戦争当時最も戦闘が激しかった地域で、経済成長が著しいベトナムの中でも一番開発が遅れていると言われ、充分な教育が行き届いていません。

学校に到着すると、小学校に上がる前と低学年の子どもたちがすぐに集まってきました。自分達の新校舎建設の支援者がやってきて、それが村を訪れる初めての日本人とあって、子どもたちはみんな喜びと好奇心が一杯の眼差しを向けます。アークの皆さんも私たちも自然と笑顔になり、言葉は通じずとも、日本のじゃんけんやケンケンパといった遊びを伝え、交流をしました。その後、新校舎を見学し、持参したサッカーボールとボールをプレゼントしてから、贈呈式が始まりました。

贈呈式には、生徒と保護者ら約250人が集まり、民族衣装の子どもたち、保護者が歌や踊りを披露して歓迎してくれました。北條代表は「たくさん勉強し、ベトナムのために役立つ人に、思いやりのある人になってください」と、子どもたちを激励し、現地を代表し郡教育委員長から「日本の皆さんのおかげで立派な学校が出来ました。村で子供たちと学校を支え、大切に使用していきます」と、お礼の言葉をいただきました。この開校式の模様は国営放送など2つのテレビ局から取材され、日本の民間団体による教育支援活動について報じられました。

訪問はベトナムとミャンマーの二カ国にまたがります。
学校までの道のりや、現地の生活や文化といった、小学校以外の話題にも触れながら、これから数回に渡って、先日の訪問を綴っていきます。