グローバル・アピール2016を発表国際青年会議所が賛同

日時: 2016年1月26日(火)
場所:笹川平和財団ビル 国際会議場

日本財団は、毎年1月の「世界ハンセン病の日」に合わせ毎年発表してきた「ハンセン病に対するスティグマ(社会的烙印)と差別をなくすためのグローバル・アピール」を、2016年1月26日、国際青年会議所の賛同のもと発表しました。この機会に一人でも多くの方がこの病気への理解を深め、偏見や差別について考える機会をつくるため、「THINK NOW ハンセン病」キャンペーンイベントを都内を中心に開催していきます。

グローバル・アピール2016 宣言文
ハンセン病に対するスティグマ(社会的烙印)と差別をなくすために

ハンセン病は古くから身体に変形を起こす不治の病として世界中で恐れられ、神の罰とさえ考えられてきました。ハンセン病を患った人々は、長い間厳しい差別や不平等に苦しんできました。

有効な治療法が確立され、ハンセン病は今では完全に治る病気となりました。治療薬は世界中どこでも無料で手に入ります。早期発見と早期治療により、後遺症も防ぐことができます。

しかし、ハンセン病に対する差別やスティグマは根強く残っています。患者や既に治療を終えた回復者、そしてその家族でさえも、教育、就職、結婚など様々な社会参加の機会を制限され、不当な扱いを受けています。

迷信や誤解がこうしたスティグマを生んでいます。ハンセン病に対する誤解を解き、スティグマや差別をなくすためには、人々が病気に関する正しい知識を得ることが必要です。

国際青年会議所は、それぞれの地域が抱える課題への解決策を追求することによって、持続可能なインパクトを地域社会に生み出す若き能動的市民の主導的なグローバル・ネットワークです。

私たちは、国際青年会議所が擁する世界中のネットワークを通じ、ハンセン病を理由とする差別が不当であることを訴え、こうした差別と闘います。

次世代を担う子どもたちに正しい知識を伝え、差別を撤廃するための活動を支持します。

ハンセン病患者と回復者、そしてその家族が差別から解放され、彼らが内に秘めた可能性を発揮するこができるよう、他の人たちと同等の機会を得ることができる社会の実現を目指します。

グローバル・アピール2016宣言文(PDF / 658KB)

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