「渋谷区×日本財団 ソーシャルイノベーションに関する包括連携協定」を締結

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長谷部健渋谷区長(写真左)と笹川陽平日本財団会長(写真右)

日本財団と渋谷区は、ソーシャルイノベーションによって社会課題の解決を図る先駆的な取組みを支援するとともに、渋谷ならではの文化や芸術等の育成と世界への発信していくことで合意し、2017年10月31日(火)に協定を締結しました。

個性を引き出し、創造力を刺激する街・渋谷
渋谷から、日本の子供や若者たちは様々な刺激を受けてきました。
90年代に「渋谷系」という新しいポップ・ミュージックの分野が生まれ、毎年秋には街全体をステージにした「渋谷音楽祭」が開かれ、今も多様な音楽が生まれ続けています。
2015年からは、ストリートダンスの聖地として、国内最大級のイベント「Shibuya Street Dance Week」が開催され、未来のプロダンサーたちがお互いの技を磨き、競い合っています。
そして、「渋谷」は何十年も、個性的な若者ファッションの発信基地であり続け、数年前には原宿のKawaii(かわいい)カルチャーが世界を席捲しました。
このように、一見、私たち大人が眉をひそめるような「個性」、大人の発想からは生まれないアイデアが、渋谷という街に刺激され、花開き、その素晴らしさを日本中が、そして世界が認めてきたのです。

子供たちが多様性(ダイバーシティ)の価値を実感
渋谷区は、長谷部区長のリーダーシップの下、「ちがいを ちからに 変える街。」を基本構想に掲げ、全国に先駆けて同性パートナーシップ条例を制定するなど、多様性(ダイバーシティ)の価値を重視した施策を展開しています。様々な個性が息づくこの街は、子どもたちにとって、多様性(ダイバーシティ)の学びの宝庫です。日本財団は渋谷区と連携して、子どもたちが学校や家庭では決して学ぶことのできない多様な個性と触れあい、体感するプロジェクトを作っていきます。

動画「東京大学先端科学技術研究センター 中邑賢龍教授にイノベーションについてお話を伺いました。」外部サイト

(1)CREATIVE KIDS PROJECT

渋谷に集まる様々なカルチャー、エンタテインメント、トレンドを実際に子どもたちが体感するダイバーシティ学習プログラム。学校や家ではなかなか触れることのできない、「渋谷の街のリアル」から子どもたちの好奇心や創造力を刺激し、多様な個性を伸ばしていきます。

(2)DIVERSITY FESTIVAL

日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムや、日本財団DIVERSITY IN THE ARTS、そして今年渋谷区で初めて開催されるDIVE DIVERSITY SUMMIT SHIBUYAなど新しい社会の可能性を探るプロジェクトを渋谷に集め、体験型の都市イベントを開催します。

(3)オリンピック・パラリンピックムーブメント

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会の公式文化事業として、パラスポーツを始めとした多様なスポーツの存在に触れ、体験できる機会創出を推進します。

(4)SOCIAL INNOVATION SUPPORT

日本財団のソーシャルイノベーション事業や、「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」が推進している様々なソーシャルアクションの輪を更に広げていくために、日本財団の国内外のネットワークと連携し、内容の充実化や活動の活性化に向けた支援を推進します。

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