仏マクロン大統領の発言に対して、WHOハンセン病制圧大使笹川陽平が2度目の抗議
フランスのエマニュエル・マクロン大統領が10月31日発行のOuest-France紙のインタビューで、ハンセン病を否定的な意味の比喩表現として使用したことに対し、世界保健機関(WHO)ハンセン病制圧大使、日本政府ハンセン病人権啓発大使を務める笹川陽平(日本財団会長)は、遺憾の意を表する署名文書を、11月12日付けでフランス大統領、駐日フランス大使館宛に郵送しました。
【注】
- 上記は、関連する政治問題に対する笹川の立場を示すものではありません。
- マクロン大統領は今年6月にも「ハンセン病」を悪いものの象徴とした発言をされました。それに対し笹川は6月28日に遺憾の意を表した書簡を送りました。
- 日本財団は2016年、ハンセン病と差別を考える国際シンポジウムをローマ教皇庁と共催し、その「結論と勧告」において、ハンセン病を侮辱的な意味での比喩に使わないことをまとめました。
- シンポジウムの詳細、「結論と勧告」の全文については「バチカンで初のハンセン病と差別を考える国際シンポジウム」ページをご参照ください。