フィリピン残留日本人2世が来日、日本の親族と初対面父親の故郷・熊本を訪問し、失われたアイデンティティーを取り戻す 〜親族対面・記者会見・墓参を開催〜

2012年8月7日(火)16:30〜17:30
熊本空港 国内線ビル2階会議室A
日本財団は2006年より(特)フィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)と共同で、父親が日本人であるとされながらも父親の身元が判明していないフィリピン残留日本人2世の日本国籍取得を支援しております。(7月31日現在、65人が日本国籍を取得しています。) この度、父親が熊本県甲佐町出身の本田寅雄さんと判明したフィリピン残留日本人2世の本田ダビッドさん(67)が、異母弟や親族と会うため初来日、7日(火)に熊本空港にて親族と初対面します。本田ダビッドさんは1933年フィリピンに移民として渡航した本田寅雄さんとレイテ島で医師をしていたベリヤさんの間に生まれました。父・寅雄さんは日本軍の通訳として戦中に現地徴用され、敗戦後にフィリピンの強制収容所に収容され、家族と再会できないまま1946年に日本に強制送還されました。 母・ベリヤさんも戦後間もなく病死したため、本田ダビッドさんはフィリピンで母方の祖父母に育てられました。この度、外務省外交史料館に残る海外旅券下付表などを調査した結果、本田ダビッドさんの父親の身元が甲佐町出身の本田寅雄さんであることが判明、日本財団及びPNLSCは日本国籍取得事業の一環として、ご本人を日本に招待し親族対面とお墓参りを行います。 7日(火)の記者会見では本田ダビッドさんより、父親の生まれ故郷である熊本への思いなどを語っていただく予定です。翌8日(水)には父親の故郷である甲佐町を訪れ、父親のお墓参りなどを行います。

【記者会見・親族対面】

日時 2012年8月7日(火)16:30〜17:30
場所 熊本空港 国内線ビル2階会議室A
内容 国籍取得事業の説明、身元判明経緯、本田ダビッドさん及びご親族からの感想他

【父親の故郷訪問、お墓参り】

日時 2012年8月8日(水)10:00〜11:00
場所 熊本県甲佐町(異母弟宅)

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