世界トップレベルの若手海洋科学者が女川町を訪問女川第一中学校にて特別授業を実施

11月15日(木)11:15〜12:45
女川第一中学校(牡鹿郡女川町女川浜字大原469-1)

日本財団は、日本財団ネレウスプログラム※に参加している若手海洋科学者10人(以下、日本財団ネレウスフェロー)を海外から招聘、11月15日(木)に宮城県女川町の女川第一中学校にて特別授業を行います。

女川町は世界有数の漁場として有名であり、地元で水産や漁業関係の仕事に就く若者が多かったが、東日本大震災の影響により「地元の海で働くこと」について不安を抱く人も多いとされています。復興途中にある女川町において、若い世代が漁業や水産業から離れてしまう事態を防ぐため、日本財団は世界トップレベルの若手海洋学者を海外から招聘し、若い世代の不安や疑問を解決するため女川第一中学校にて特別授業を行います。

中学生からは既に「磯焼けは悪化するのか?」「将来、ウニ漁はどうなるのか?」などの質問が寄せられています。日本財団ネレウスフェローはこれらの中学生の疑問に答えつつ、未来の女川そして日本の海を担う若手との交流を行います。授業は3年生を対象に同校の教室で行われます。なお、日本財団フェローは11日来日し、13日に岩手県宮古市の高校でも特別授業を行う予定となっております。

  • 日本財団ネレウスプログラムとは…
    2010年9月に日本財団が立ち上げたケンブリッジ大学(英)、プリンストン大学(米)やブリティッシュコロンビア大学(加)など世界5大学が連携する海洋分野の人材育成プログラム。各大学で漁業管理、水産経済、海洋保全などを専門とする若手科学者11人に奨学金を支援し、「未来の海はどうなるのか」という一つの疑問に向かい研究。日本財団ネレウスフェローの多くは20〜30代で、ネイチャーなど権威ある専門誌に論文を多数寄稿。今回の特別授業は日本財団ネレウスフェローの強い希望が地元の教育委員会に届き実現。(ネレウスとはギリシア神話の海神のこと。未来を見通す力を持つとされていた。)

女川第一中学校 特別授業スケジュール

住所
牡鹿郡女川町女川浜字大原469-1
授業時間
11月15日(木) 11時15分〜12時35分
内容
10人の日本財団ネレウスフェローが女川第一中学校の3年生及び同校を使っている女川第二中学校の3年生、合計80人に対し「磯焼けとウニ漁」や「世界の漁業の変化」などについての授業を行います。

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