日本・アセアン諸国の専門家らがアジアの諸問題を検証公開フォーラム「アジアの災害と紛争の現場から」

2014年11月14日(金)13:30〜18:00
広島国際会議場(広島市中区)

日本財団の奨学事業「日本財団アジア・フェローシップ」(API=Asian Public Intellectuals)の一環で、「アジアの災害と紛争の現場から〜市民参加と協働による創造的復興〜」と題した公開フォーラムが下記のとおり開かれます。

本フォーラムではミャンマーの少数民族ロヒンギャが市民権獲得に向けて闘ってきた歴史や、水俣病をめぐる市民運動などの事例を検証しながら、アジア市民がこれらの問題解決に向けてどのように協働できるかを探ります。また、東日本大震災を題材としたドキュメンタリー映画「311」などで知られる映画監督の森達也氏や、アジアのノーベル賞といわれるマグサイサイ賞の受賞者、ラーパイ・センロー女史(ミャンマー)による講演会も開かれます。

  • 「日本財団アジア・フェローシップ」(API=Asian Public Intellectuals)
    紛争や差別、貧困などアジア各国で発生している諸問題に対し、独創的な発想で解決に取り組む知的リーダーを発掘する目的で2000年から開始。インドネシア・日本・マレーシア・フィリピン・タイ・ベトナム・ラオス・カンボジアの出身者で、研究者、ジャーナリスト、芸術家、NGO関係者など幅広い分野で活躍している人たちを対象に、研究や情報交換、交流活動の機会を提供しています。フェローシップ期間が終わった後もワークショップなどを通して研究成果を共有し、フェロー同士のネットワーク構築を行っています。

期間 2014年11月14日(金)13:30〜18:00(開場:13:00)
場所 広島国際会議場(広島県広島市中区中島町1-5 平和記念公園内)
主催 京都大学 東南アジア研究所 API事務局
助成 日本財団
内容
  • 13:50-14:10 基調講演1: ラーパイ・センロー(メッタ開発財団設立・マグサイサイ賞受賞)
  • 14:10-14:30 基調講演2: 森達也(映画監督・作家・明治大学特任教授)
  • 15:20-15:50 パネル発表1
    • テーマ:ミャンマー移行期におけるロヒンギャの市民権獲得への闘い
    • 発表者:アフマド・スアエディ(インドネシア大学ワヒド研究所代表 *第9期APIフェロー)、アブ・タハイ(ロヒンギャ問題ネットワーク代表)
  • 15:50-16:20 パネル発表2
    • テーマ:水俣とタイのマプタプット工業団地における産業汚染の経験に基づく交流と協力
    • 発表者:ペンチョム・セータン(環境NGO「EARTH代表」*第5期APIフェロー)、山下善寛(熊本学園大学水俣学研究センター客員研究員)

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