第20回「海の日」特別行事 “海でつながるプロジェクト” 総合開会式安倍内閣総理大臣、日本財団笹川会長、山谷海洋政策担当大臣らが出席 〜笹川会長「世界の海を守るため、日本がリーダーシップを」と強調〜

 日本財団会長の笹川陽平は7月20日(月・祝)、日本政府主催による第20回「海の日」特別行事“海でつながるプロジェクト”(※)の総合開会式に出席し、世界の海における日本のリーダーシップをテーマに挨拶しました。

 式の冒頭で安倍総理が挨拶を行い、若者に対して海洋開発にチャレンジしてほしいという期待を表明、海洋開発技術者の育成をオールジャパンで推進するため、日本財団も参加する産学官を挙げたコンソーシアム、「未来の海 パイオニア育成プロジェクト」の立ち上げを宣言しました。また、国際社会における海の分野の人材育成について日本財団の取り組みに言及し、育成したフェローが各国の海洋行政の最前線で活躍していることから、その功績をたたえました。

 日本財団・笹川会長は安倍総理に続いて挨拶を行い、気候変動による海洋環境の激変や、海水の酸性化などを「海の病」と呼び、危機を強調。次世代に海を引き継ぐためには分野を超えた俯瞰的な視点で問題を捉えることができる人材の育成と、国や立場、利害を超えて国際的な人のつながりを作ることが解決の糸口とになると述べました。また、世界で唯一「海の日」を祝日と制定している国として、世界の海を守るため、官民の総力をあげて日本がリーダーシップを発揮していくことに期待を表明しました。

 総合開会式を皮切りに、全国で様々な海に関する事業が実施され、日本財団は27都道府県で73事業・総額4億8402万円の助成事業を決定(7月20日現在)、下記特設サイトを中心に決定した事業の情報等を発信しています。

海でつながるプロジェクト ウェブサイト

  • 「海の日」制定20回目を記念し、日本財団と政府、民間法人、企業、大学等が統一したプロジェクト名・ロゴマークのもとに実施する日本で初めての取り組み。子どもたちを中心に全国で海への好奇心を喚起するための事業を行う。

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