東大寺境内内に親子レスパイトハウス完成不要になった歯科撤去金属で難病児とその家族を笑顔に

日時:2016年4月23日(土)13:30~14:15(受付13:00~)
場所:奈良県奈良市雑司町406-1 東大寺境内内

日本財団は、歯科医師によるチャリティ活動「TOOTH FAIRYトゥース フェアリー(歯の妖精)」プロジェクト(公益社団法人日本歯科医師会協賛)に寄せられた歯科撤去金属(金・パラジウムなど)のリサイクルで得た寄付金を活用し、医療ケアを必要とする子どもとその家族を支援する「奈良親子レスパイトハウス」の改修工事費を支援しました。「奈良親子レスパイトハウス」では、2010年から東大寺境内にある宿坊などに主治医同伴の難病児とその家族を招いて、親子がともに休息する機会を提供しており、改修により老朽化した厨房や浴室を改修し、宿泊と日帰りのサービスがより快適、安全に利用できるようになります。

親子レスパイトでは、家族がそろい、医療スタッフも同行するので、人工呼吸器などの医療ケアが欠かせない子どももその家族も安心して古都奈良の豊かな自然や文化に触れ、楽しむことができます。親子レスパイトの趣旨を理解した県内企業から、地域の食材の寄付などもあり、三輪そうめんや柿の葉ずしが食事メニューにのぼることもあります。

「TOOTH FAIRY」プロジェクトは、国内の難病児支援分野では最大級の支援規模(公益財団法人助成財団センター調べ。2015年3月末時点)で、これまでに6カ所(熊本・北海道・栃木・山梨・宮城・兵庫)の施設整備をしました。難病や障害などにより口腔内に問題をかかえやすい子どもに、歯科医師がボランティアでケアを提供する活動も実施しており、2月には6年間の寄付が累計で10億円を超えました。

施設概要

名称 奈良親子レスパイトハウス
住所 奈良県奈良市雑司町406-1 東大寺境内内
面積 敷地589.3㎡ 延床178.08㎡
改修工事の概要
  1. キッチン兼ボランティアスタッフルームの新設
  2. 老朽化した風呂場・トイレを患者家族用にリフォーム

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お問い合わせ

「TOOTH FAIRY(歯の妖精)」プロジェクト

担当
長谷川、小村
電話
03-6229-5171