世界初！「海の人材育成に関する国際シンポジウム」開催～さまざまな分野で活躍する50人の英知が東京に結集～

日本財団は、世界中で海の恵みを守るために活動をしている方々が集まり、各々の実践に基づく知見を共有し、分野や立場を超えて意見を交換するイベント「海の人材育成に関する国際シンポジウム」を、2016年7月19日（火）～20日（水）にザ・キャピトルホテル東急（東京都千代田区赤坂）で開催します。

気候変動による海面上昇、海洋汚染の進行や乱獲がもたらす魚資源の減少、海に流れ込むゴミの増加など、さまざまな恵みをもたらす海が、現在、未曾有の危機に直面しています。これに対し、世界各地で、多岐に渡るユニークな方法を駆使しながら問題解決をめざす実践に取り組んでいる人たちがいます。

パラオでは、政府が海洋保護区を制定し、観光資源としての美しい海を守ろうとしています。
ケニアには、プラスチックゴミ回収の活動を海洋環境保護やエコツーリズムへのアプローチに繋げた海洋教育プログラムを5,000人以上の地元の子どもたち向けに実施しているグループがあります。
ガンビアでは、牡蠣の収穫作業をする女性のエンパワーメントに特化したプロジェクトを政府関係機関だけでなく、NGOや国際機関と協働して取り組み、生態系の維持を図っています。

このシンポジウムでは、世界各地でこのような活動をしている30カ国あまりのリーダー約50名が来日し、海に関連する課題解決のイニシアチヴとなる人材育成や海洋教育のあり方などについて話し合います。
海の世界では、分野や立場を超えて意見を交換する場としても、それぞれの実践を発表しあう場としても世界初の画期的なイベントとなります。