「辛い治療と闘う子ども達に勇気と笑顔を与えるファシリティドッグの活動」ファシリティドッグを病院に届ける活動(難病児支援)

「難病の子どもと家族を支えるプログラム」活動報告ページへようこそ。
こんにちは。国内事業開発チーム 難病の子どもと家族を支えるプログラム担当の中嶋です。

突然ですが、皆さんは犬派でしょうか猫派でしょうか。
ペットフード協会の調べによれば、日本人が飼っているネコの数は984万8,000匹で、犬の数は987万8,000匹だそうです(2016年調査)。若干ですが、日本人は犬派の方が多いようです。

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ハンドラーとじゃれる日本初のファシリティドッグのベイリー

では犬派の皆さんにお聞きします。
「ファシリティドッグ」をご存知でしょうか?
ファシリティドッグとは、ある特定の施設に常勤し、職員の一人としてストレスを抱えた人たちに愛情と安らぎを与えるよう専門的なトレーニングを積んだ犬のことです。アメリカを中心に、医療施設や特別支援学級、裁判所などで大活躍しています。日本では、まだ数頭のみが活躍している状況で、知名度は低いですが、小児がんや重い病気を患っている子どもたちを支援している認定NPO法人「シャイン・オン!キッズ」では、TBSドラマ「コウノドリ」の撮影現場としても使用されている神奈川県立こども医療センターに、日本初のファシリティドッグのベイリーとそのハンドラーを2010年から派遣してきました。

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辛い治療を続ける子ども達に勇気と笑顔を与えている

ベイリーの仕事は、子ども達の病室を訪問し、体を触ったり撫でてもらったり、ボール遊びをしたりベッドで一緒に添い寝をすること。「ベイリーと一緒だったら、普段は食べられない食事も食べられる。」「痛い点滴も頑張れる。」辛い検査や手術をうける子ども達にとって、心の支えとなっています。悲しい顔をしていると、本当に人間の気持ちを察して積極的に慰めに来てくれ、子ども達だけでなく、子ども達のご家族やきょうだい、病院のスタッフも大変励まされるそうです。

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ベイリーと後任犬のアニーを囲む子どもと家族、病院スタッフ

2010年より活躍を続け、23,000人以上の子どもとご家族にたくさんの笑顔を届けてきたベイリーですが、10歳のお誕生日を迎える12月にフルタイム勤務を終了するため、9月に後任犬のアニーの着任式が行われました。この日、これまでベイリーにお世話になった子ども達と家族が会場に駆けつけ、後任犬のアニーを温かく迎え入れながら、これまでの感謝を示すお手紙やハワイアンレイなどが子どもたち達からベイリーに手渡されました。今後ベイリーは勤務時間を減らしつつ、アニーとの2頭体制で活動を続けます。

人間にはできない、犬だからこそできる「心のケア」がどこの病院でも提供できる体制を目指して、日本財団はファシリティドッグの派遣支援を今後も進めていきます。

「日本財団 難病の子どもと家族を支えるプログラム」に興味をお持ちの方は、ぜひ難病児支援ページをご覧ください。

日本財団 ソーシャルイノベーション本部 公益事業部 国内事業開発チーム 中嶋 弓子

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日本財団は、「生きにくさ」を抱える子どもたちに対しての支援活動を、
「日本財団子どもサポートプロジェクト」として
一元的に取り組んでいます。