「家でも学校でもない第三の居場所」第1号拠点をご紹介します!家でも学校でもない第三の居場所事業(子どもの貧困対策)

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居場所スペース。本を読んだり食事をしたり、みんな思い思いに過ごします。

「家でも学校でもない第三の居場所」事業の活動報告へようこそ!
こんにちは。ソーシャルイノベーション推進チームの安場です。

日本財団は一昨年より、行政や地域、その他民間のパートナーと協働し、「家でも学校でもない第三の居場所」を全国に100カ所開設することを目標に活動しています。

都市化が加速し、地域コミュニティーが弱体化する現代。貧困世帯が孤立して支援につながらず、問題の深刻化を招いています。その家庭で育つ子どもたちは、貧困によって「機会」や「可能性」を奪われ、将来も貧困から抜け出せない傾向が明らかになっています。この「貧困の連鎖」を断ち切るため、子どもたちが地域の人々の支えを受けながら将来自立する力を育む拠点、それが「家でも学校でもない第三の居場所」なのです。

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日の光が差し込み、ぬくもりを感じる空間になっています。

そこで活動報告第1回目の今回は、第1号拠点である埼玉県戸田市の拠点について、また拠点を利用する子どもたちの様子をご紹介します。

第1号拠点は昨年11月にオープンし、現在は小学校低学年を中心とする子どもたち13名が利用しています。ひとり親家庭の子どもや、忙しい家庭の子どもなどが利用しており、それぞれの家庭が抱える課題は、経済的困窮の他さまざまです。

拠点がオープンして約1年。
拠点に通う子どもたちからは、日々成長を感じています。
例えば、拠点に来る前は歯磨きをする習慣が十分に身についてなかった子が、拠点での夕食後スタッフと毎日一緒に歯磨きをすることで、いつの間にか自ら歯磨きをするようになりました。
また、言葉で気持ちを表現できず、友達とうまくコミュニケーションをとることが難しかった子が、徐々に感情を言葉で伝えられるようになり、友達や周りの人々との関係が改善しつつある子もいます。

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夕食の時間。子どもたちとスタッフ、みんなで一緒に食卓を囲みます。

先日、拠点に通っている子どもたちとご家族を招いて、夏祭りを開催しました。
みんなですいか割りや花火などをして楽しむ中で、ご家族からは「夏休みはどこにも連れていってやれず、普段こういうことができていないため、子どもの楽しそうな姿を見られてうれしかった」という声もいただくことができました。

これからも、地域社会とつながる「第三の居場所」を通じて、 子どもたちが自らの意志とチカラで人生を切り開いていけるよう、スタッフ一同、サポートをしていきたいと考えています。
今後も、子どもたちが安心安全な居場所で過ごすためには、まだまだみなさまの温かいご支援が必要です。ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

☆「具体的に、『家でも学校でもない第三の居場所』って、どんなことをしているの?」
このような疑問をお持ちのかたは、ぜひ子どもの貧困対策支援ページをご覧ください。

日本財団 経営企画部 ソーシャルイノベーション推進チーム 安場麻里

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