電話リレーサービス

※当事業は2020年10月より一般財団法人日本電話リレーサービスへ移管いたしました。

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羽田空港(東京都)に設置されている「手話フォン」

電話リレーサービスとは、聞こえない人と聞こえる人を電話リレーサービスセンターにいる通訳オペレーターが「手話」や「文字」と「音声」を通訳することにより、電話で即時双方向につなぐサービスです。
日本財団は2013年度より耳の聞こえない人など音声でのコミュニケーションに困難のある人々も、平等に電話を使えるようにするための「電話リレーサービス」を実施してきました。このサービスは、既に世界の25カ国以上で永続的な制度の下、無料で提供されています。

2013年9月より開始したモデルプロジェクトは、全国約12,200名の方に利用していただき、月に23,000コール以上のサービス提供をしています(2020年9月現在)。
電話リレーサービスはこれまで新聞、テレビなどマスコミでも取り上げられ、参議院総務委員会や予算委員会、厚生労働委員会などで議論された結果、2020年6月に「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法」が可決され、2021年度より公共インフラとしてのサービス提供が開始されることが決まりました。

2021年7月1日より公共インフラとしての電話リレーサービス(外部リンク)がスタートしております。

手話フォンの設置

多くの方に電話リレーサービスを知っていただくために、手話を使って公衆電話のように電話が利用できる「手話対応型公衆電話ボックス『手話フォン』」を全国の主要空港をはじめ、6カ所に設置しました。空港等を利用する一般の人々が手話フォンを目にすることによって、聴覚障害者の電話利用の必要性に気づき、電話リレーサービスの円滑なサービス提供が進展することを目指しています。

手話フォンが設置されている場所を示した日本地図。新千歳空港(北海道)、筑波技術大学(茨城県)、 成田空港(千葉県)2台、 羽田空港(東京都)2台 、あかし市民広場(兵庫県)、 福岡空港(福岡県)
手話フォンの設置場所