【令和6年能登半島地震】救援物資の段ボールベッド1,200台のうち、石川県珠洲市の避難所に500台を納品「HEROs」の被災地支援の取り組み

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石川県珠洲市内の体育館に段ボールベッドを設置

令和6年能登半島地震で被災された皆さまならびにご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

日本財団は、HEROs※1の取り組みとして、HEROsアスリートによる災害復興支援特別基金への募金活動や、LINEヤフーが事務局を務める「緊急災害対応アライアンス(SEMA)」※2と連携し、現地で必要とされている物資の支援を開始しています。

その支援活動の第一弾として合計1,200台の段ボールベッドを被災地からの要請に基づき設置しています。このうち1,000台は皆さまからの寄付金を活用して購入させていただきました。また、男子プロバスケットボールリーグを運営するB.LEAGUE(公益社団法人 ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)、男子プロサッカーリーグを運営するJリーグ(公益社団法人日本プロサッカーリーグ)にもご協力をいただき、全クラブ及びクラブのステークホルダーにも協力を呼びかけた結果200台をご提供いただけることとなり、避難所での設置を進めています。

避難所となっている体育館の床は、底冷えしてとても寒く、衛生面も心配です。段ボールベッドは床と比べて体感で約10℃温かいという性能を持っています。
厳しい寒さで眠れなかった、という避難者もたくさんおり、とても喜んでいただけました。
仮設住宅への転居にはまだまだ時間がかかる状況です。災害関連死を防ぐためにも避難所環境の改善を引き続き行っていきます。

  • 1「HEROs~Sportsmanship for the future~」は、アスリートが社会貢献活動を推進することで、スポーツでつながる多くの人の関心や行動を生み出し、社会課題解決の輪を広げることを目指しています。
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段ボールベッド設置前の体育館の様子
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組み立てられた段ボールベッドとパーティション
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(写真左)手分けして段ボールベッドを組み立てている様子。(写真右)ベッドはパーティションで囲まれ、プライバシーが配慮されている。

「HEROs」の取り組み、今後の予定は以下のとおりです。

被災地での支援活動のための寄付金募集(実施中)

日本財団および「HEROs」では、1月2日から支援活動のための寄付金の募集を開始しています。
試合会場での募金や、HEROsアスリートからの情報拡散もあり、1月8日時点で1億円を超えるご寄付をいただいています。
日本財団は、集まった寄付金から間接経費を一切いただかず、全額すばやく被災者支援のために活用させていただきます。皆さまのご協力を是非よろしくお願い致します。

SEMAと連携した物資支援(実施中)

「緊急災害対応アライアンス(SEMA)」と連携し、皆さまからいただいた寄付金も活用して、現地で必要とされている物資の支援を行います。

  • 2「緊急災害対応アライアンス(SEMA)」とは、緊急時に必要となる多くのリソース(資源)を有している企業・団体と、緊急災害時に現地で活動を行うNPO・NGOが加盟するネットワーク組織で、有事の際に、現地で活動を行うNPO・NGOが被災地のニーズ調査を行い、ニーズに基づき加盟企業が有する物資等の支援リソースのマッチングを行っています。 2023年12月時点で、企業81社、NPO・NGO6団体が加盟するネットワークです。 緊急災害対応アライアンス「SEMA」(外部リンク)

アスリートやスポーツ団体と連携した被災地での現地支援

被災地のニーズを踏まえた上で、アスリート・スポーツ団体と共に、炊き出しや慰問、子どもたちとの交流など支援活動を行います。

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お問い合わせ

日本財団 経営企画広報部 HEROsチーム

  • メールアドレス:heros@ps.nippon-foundation.or.jp