トンガ支援事業におけるボートの引渡セレモニーについて

2024年2月28日、トンガ漁業省において、フアカバメイリク首相、フォヘ漁業省大臣代行、在トンガ日本大使館大聖寺臨時大使にご臨席いただき、30台の船外機付きボートの引渡セレモニーを開催いたしました。

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左から、在トンガ日本大使館大聖寺臨時大使、日本財団 経営企画広報部長 梅村岳大、フアカバメイリク首相、フォヘ漁業省大臣代行

日本財団では、多くの皆さまにお寄せいただいた寄付金と自己資金を拠出したトンガ救援基金を原資とし、2022年1月に発生した大規模な噴火により甚大な被害を受けたトンガ王国への支援策として、小型・中型ボートの整備と被災住民の再定住地区へのコミュニティホールの建設を進めてまいりました。

今般、小型ボート18隻、島間の移動にも活用できる中型ボート9隻を贈呈しました。それぞれ、漁具やライフジャケット等の必要な備品を設置の上、順次被災住民へ供与される予定です。住民の生業である漁業の復活だけでなく、離島間の移動手段の確保・復活につながることが期待できます。

弊財団は、現地のニーズを把握し、住民の要望に応えることとし、在日トンガ大使館やトンガ政府と調整のうえ、現地の経済復興にも寄与できるよう、トンガ王国の業者に発注する形でボートの調達や建造、建設を行ってまいりました。

もう1つの支援策である海底火山の噴火に伴う特に大きな浸水被害を被った3地区の住民のための再定住地におけるコミュニティホール3棟の建設も、順調に進んでおります。6月頃には、コミュニティホールの引渡セレモニーを実施できる見込みです。

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贈呈したボート
現地に搬送される贈呈したボート

お問い合わせ

日本財団 災害対策事業部トンガ支援チーム

  • 担当者:真野
  • メールアドレス:y_mano@ps.nippon-foundation.or.jp