避難しない避難訓練 「#考察防災」Xで実施もしもあの漫画のワンシーンで地震が起きたら 登場人物は、あなたはどうする

日本財団は、3月8日から3月末日まで、日本財団公式Xアカウント(@NipponZaidan)(外部リンク)で、「週刊ビッグコミックスピリッツ編集部」「マンガワン編集部」の協力のもと、参加型防災啓発キャンペーン「#考察防災」を実施します。

本キャンペーンは、国内に実際にある土地が舞台となっている『青のオーケストラ』(作:阿久井真)および『アフロ田中』(作:のりつけ雅春)の2作品とのコラボで、今回のために作者さまが描き下ろした「もしも漫画」および読者参加型の「考察コマ」で構成されます。8日に公開する「もしも漫画」では、作中の実際のシーンから分岐する形で、地震が発生したもしもの世界が描かれます。その後、3月末までに5種類の「考察コマ」を公開予定です。防災の専門家のコメントとともに、両作品中のあるコマを掲示し、その場面で災害が発生した場合どう対処すべきか、読者にイメージトレーニングを促します。
日本財団は阪神淡路大震災から50回以上、災害支援の現場に出動してきました。東日本大震災や熊本地震では、NPOなどとともに被災地での復旧やソフト面での支援活動を実施しました。2024年1月に発生した能登半島地震でも、発災直後から現地で道路啓開や物資輸送などの緊急支援を行い、NPOなどの活動資金を支援しています。
過去の活動から得た最大の教訓は、「災害対策は起きてからでは遅い」ということです。「#考察防災」を実施するXは、東日本大震災から災害時の情報手段としても大きな役割を果たしていました。一方で、多くの漫画ファンがX上でストーリーの中にある手がかりからその後の展開を予測したり、想像力豊かに考察することで盛り上がっています。そこで、親しみのある漫画作品を入り口に、体を動かさなくても参加できる「避難訓練」として、平時の備えを見つめ直す機会としていただきたいと考えています。
能登半島地震の発生を踏まえ、一時は中止も検討致しましたが、日本中が能登での地震被害に心を痛める今こそ、より多くの人が自分事として考え、明日また起こるかもしれない次の災害に備える機会になるものと信じ、実施することを決めました。「もしも」の考察を深め合うことが、ご自身や大切な人を守る礎となることを願ってやみません。

「#考察防災」実施スケジュール(予定)

  • もしも漫画の投稿:3/8正午
  • 考察期間:3/9~
  • ユーザーの考察紹介:3/23~

作品紹介・作者さまコメント

マイホームアフロ田中

新築一戸建てを望むなら──
「オレと結婚した事が間違えている」
田中 広、35歳。結婚、出産を経て向き合うのは遙かな夢”マイホーム”!
「土地が高い!」「ローンが嫌だ!」アフロ頭を悩ませ進む珍道中。
前代未聞のホームコメディ、開幕です!!

画像:マイホームアフロ田中 表紙
マイホームアフロ田中 ©のりつけ雅春/小学館

作者:のりつけ雅春さまコメント

『この漫画の企画中に能登半島地震が発生し、防災意識の必要性を改めて感じさせられました。もしもの時に備え少しでも考え、行動するきっかけになれ
ばと思い参加させて頂きました。』

青のオーケストラ

とある理由でヴァイオリンを弾くのを辞めた、元・天才少年、青野 一(あおのはじめ)。
将来の進路を漠然と考えていた中学3年の秋、一人の少女と高校のオーケストラ部と出会い、止まっていた彼の時間が動き出す——
音と音、人と人が繋がっていく、アンサンブル青春ドラマ、開幕。

画像:青のオーケストラ 表紙
青のオーケストラ ©阿久井真/小学館

作者:阿久井真さまコメント

『青オケのキャラクターたちの日常にも、もちろん災害は存在します。
「より身近に、リアルに感じてもらえるように」と意識して描いている作品だからこそ、今回の企画を受ける意味があるのかなと思いました。
青オケを通して、私自身も改めて防災について考えるきっかけを頂きました。』

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