津波で流失した神社境内の森づくり住民・ボランティア200人、700本を植樹

2014年4月27日(日)13:00〜15:30
見渡神社 (福島県いわき市)

日本財団は、津波で被災した見渡神社と共催で、境内の「鎮守の森」を復活させるための植樹を下記のとおり実施します。

写真
被災した見渡神社

本植樹は、日本財団が東日本大震災の復興支援策として2012年から取り組む「鎮守の森復活プロジェクト」で実施するもので、福島県では初めて。岩手・宮城・福島県の神社を対象に実施し、「鎮守の森」を再生する計画で、国際生態学センター長の宮脇昭氏が植樹指導を行っています。住民が集う神社の森を復活させ、地域コミュニティを再生することを目的としています。

当日は仮設住宅で生活する地元住民やボランティアなど、約200人が参加を予定しており、神社境内の敷地約150平方メートルにシラカシやタブノキなど約23種、700本を植樹します。なお、日本財団は植樹に必要な苗代・土壌改良費624万円を支援しています。

日時 2014年4月27日(日)13:00〜15:30 (雨天決行)
場所 見渡神社(福島県いわき市久之浜町金ケ沢字戸ノ入27)
後援 神社本庁、福島県神社庁
プログラム(予定)
  • 12:45-みつもり太鼓クラブ 太鼓演奏
  • 1:00-挨拶
    • 高木美郎(見渡神社 宮司)
    • 田中恆清(神社本庁 総長)
    • 外海陽子(日本財団公益チームチームリーダー)
  • 1:30-植樹指導
    • 宮脇 昭 (国際生態学センター長、横浜国立大学名誉教授)
  • 2:00-植樹
  • 3:30-終了

「鎮守の森復活プロジェクト」植樹実績

  • 2012年6月 八重垣神社 (宮城県山元町) 3,300本
  • 2012年8月 神明社   (宮城亘理町) 1,100本
  • 2013年4月 青巣稲荷神社(宮城県山元町) 2,300本
  • 2013年5月 川口神社  (宮城県亘理町) 2,100本
  • 2013年7月 鳥海塩神社 (宮城県亘理町) 2,500本
  • 2014年4月 伊去波夜和気命神社 (宮城県石巻市)3,500本
  • 2014年4月 見渡神社 (福島県いわき市) 700本

今後の予定

  • 2014年5月 新山神社 (宮城県石巻市)
  • 2014年7月 五十鈴神社 (宮城県石巻市)

【その他QA】

Q
宮脇氏が行う植樹の特徴は?
A

2つある。

  1. 様々な種類の木を混植・密植させる。
    効果
    成長する過程での競争力を高め、木が強く・早く成長する
  2. 土地本来の樹木を植える。
    効果
    根付きが良くなり、防災林として強い森になる
Q
震災前、見渡神社にはどのような樹種が、約何本植えられていた?
A
桜、ヒノキ、椿、サカキ、アオイ、ヤツデ、イチョウなど約30本
Q
神社の被害状況は?
A
高さ約10メートルの津波で、本殿や鳥居、鎮守の森が流失。

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